人体の張力ネットワーク 膜・筋膜―最新知見と治療アプローチ

Ｓｃｈｌｅｉｐ，Ｒｏｂｅｒｔ/Ｆｉｎｄｌｅｙ，Ｔｈｏｍａｓ Ｗ．/Ｃｈａｉｔｏｗ，Ｌｅｏｎ/Ｈｕｉｊｉｎｇ，Ｐｅｔｅｒ Ａ．【原著】/竹井 仁【監訳】

医歯薬出版（2015/05発売）

• サイズ B5判／ページ数 542p／高さ 26cm
• 商品コード 9784263215401
• NDC分類 491.363
• Cコード C3047

内容説明

解剖学、生理学、臨床症状および関連する療法から最近開発された研究技術まで、広範囲の領域を提示。基礎科学研究にかかわる科学者はもちろん、身体の結合組織マトリックス（膜）の治療的な処置にかかわる専門家のためにも、関連した情報を系統化することを目的としている。身体中に広がるコミュニケーションシステムとしての膜の役割を探究。筋膜の力伝達に関する最新の情報を提供し、感覚器官の構成における筋膜の重要性を探究している。たとえば、腰痛と機能障害の発生に関連をもつ、その重要な固有受容および侵害受容の機能。器官と組織の連結性を確認する新しい画像診断の方法を記述している。

目次

第１部　科学的基盤（筋膜体の解剖；コミュニケーション器官としての筋膜；筋膜の力伝達；筋膜組織の生理学）
第２部　臨床応用（筋膜関連の障害；筋膜の弾性に関する診断方法；筋膜指向性療法）
第３部　研究の方向性（筋膜研究：方法論的な挑戦と新しい方向性）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[Takashi Matsui]

筋膜・膜という視点での、膨大な研究データが入っている。運動連鎖の話が中心なのだろうと思っていたが。代謝、ホルモンなどにも触れた所が非常に気になったが、研究がないって所が面白かった。しかし、人間の恒常性についてを学べた気がする。 意外と「そうなんだぁ」と思う話がたくさん入っていた。 構造機能の本も面白い！

2015/08/30