メンタルトレーナーが教える 子どもが伸びるスポーツの声かけ

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メンタルトレーナーが教える 子どもが伸びるスポーツの声かけ

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  • サイズ B6判/高さ 19cm
  • 商品コード 9784262165608
  • NDC分類 780.7
  • Cコード C2075

出版社内容情報

トップアスリートを支えるトレーナーによる、初の「声かけ」の書!今、親は子どものスポーツの応援に熱心。
運動会はもちろん、部活の練習試合にも親が応援にいくことが増えています。
しかし、「しっかりやりなさい!」「なかなか勝てないね…」など親の声掛けは、
応援のはずが、子どもにプレッシャーをかけ、やる気を失わせています。

本書は、子どものスポーツを応援する親、コーチ、部活の顧問、体育の先生に向けて、
子どもが伸び伸びとスポーツに熱中できる声かけや応援を紹介する本です。

トップアスリートからビジネスパーソンまで幅広い指導経験があるメンタルトレーナー、
辻秀一氏が、スポーツの現場でありがちな声かけを挙げながら、
心についての基本的な考え方を紹介し、
子どもがスポーツに夢中になる声かけや、
パフォーマンスが上がる声かけを提案していきます。

子どもの心を整え、強くする言葉が満載です!


【たとえばミスをしたときに…】
×「気にしないで!」(逆に気になる) 
×「なにやってんだ!!」(子どもが委縮する。過去にとらわれる) 
〇「今、ここに集中!」(目の前のことに集中できる)

「ドンマイ!気にしないで」は、逆に気になる!?

この「気にする」、「気にしない」という表現はかなりのクセモノです。
優しさのつもり、配慮のつもりが、相手にはまったくその逆効果をもたらしてしまう
隠れたノンフローワードだからです。
例えば自分がミスをしたとき。「気にするなよ」と言われて、そのとおり、
気にならなくなったことってありますか?(中略)
ですから、もし試合中に子どもがミスをしたのを見たとしたら、
私だったらこう言います。
「次! 次!」「今ここに集中!」
試合中はとにかく前を向き、今、これからのプレイに集中する。
時計の針はどんどん進んでいます。失敗を悔やんでいる暇などないのです。
(本文より)

第1章 声かけの基本
第2章 試合前の声かけ
第3章 試合中の声かけ
第4章 ハーフタイムの声かけ
第5章 試合後の声かけ
第6章 練習中の声かけ
第7章 ケース別 声かけスキルアップ術

辻 秀一[ツジ シュウイチ]
スポーツドクター、株式会社エミネクロス代表。1961 年東京生まれ。北海道大学医学部卒業。慶應義塾大学病院内科、慶応義塾大学スポーツ医学研究センターを経て独立。応用スポーツ心理学とフロー理論を基にしたメンタルトレーニングの独自のメソッドは、スポーツ選手はもとより、多くの企業が採用している。セミナー・講演活動・ワークショップは年間200 回以上に及び、経営者、アスリート、音楽家、主婦、OL、教員など、日本はもとより海外からの参加者もいるほど人気を博している。37 万部突破のベストセラー『スラムダンク勝利学』(集英社)ほか著書多数。

内容説明

この本では、スポーツの現場でありがちな声かけを挙げながら、心についての基本的な考え方を紹介していきます。そのうえで子どもがスポーツに夢中になる声かけや、パフォーマンスが上がる声かけを提案しました。声かけを題材にして心の整え方について学ぶことで、スポーツはもちろん、ぜひ日々の暮らしに応用し、使いこなしてほしいと思います。

目次

第1章 声かけの基本
第2章 試合前の声かけ
第3章 試合中の声かけ
第4章 ハーフタイムの声かけ
第5章 試合後の声かけ
第6章 練習中の声かけ
第7章 ケース別 声かけスキルアップ術

著者等紹介

辻秀一[ツジシュウイチ]
スポーツドクター、株式会社エミネクロス代表。1961年東京都生まれ。北海道大学医学部卒業。慶應義塾大学病院内科、慶應義塾大学スポーツ医学研究センターを経て独立。応用スポーツ心理学とフロー理論を基にしたメンタルトレーニングの独自のメソッドは、スポーツ選手はもとより、多くの企業が採用している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よつば

10
これを読んで声かけが変わる人は、もともと怒鳴ったりしない人なんじゃないかな。怒鳴る人はこの本は手に取らないんじゃないかな。2017/05/05

GELC

8
著書の本2冊目、期待通りの素晴らしい内容。声かけを題材にしているが、あらゆるシーンで心を整えるために役立つ理論が満載。過去にとらわれても仕方ない、そして結果はコントロールできないので、今小この瞬間に全力を傾けることが肝要。その意味で大切な試合、強い相手等の意味付けは不要。また、否定語も避けるべきで、逆に何をすべきかを明確に伝えなければならない。相手がうまく動かないときはまず受容する姿勢も大切。その上で、結果ではなくのでなく頑張ったこと自体を評価すること。2022/09/07

のり

8
人間のパフォーマンスは「何を」「どんな心で」やるかで構成される。ご機嫌=フロー状態。何をしていてもパフォーマンスが高いのはフロー状態。応援される側にとって力になる存在は、心がフロー状態の元気な人、どんな場面でもひたすら前向きな声援を送ってくれる人。子ども(選手)への声かけは、声をかける側の心もフロー状態であることが大切。次に向かう声かけ。否定表現はダメ。今できることに集中。本人の成長に目を向ける。具体例がいくつもあって参考になりました。こういった声かけなら、心を乱さずに切り替えできただろうなと思いました。2017/05/08

ローリングス

8
常々疑問に感じていた『声かけ』の本が、偶々入った本屋にあったので即買い。 本書では、日常でもスポーツでも、『何を』『どんな心で』やるかが大事であり、『何を』は具体的に『指示』に繋がる事を、『どんな心で』は『少しでもご機嫌な気持ちで』でやっていけるかの『支援』に結びつくものと定義しています。 原理原則に基づいた大賛成な内容で、息子が所属するチームで読み回したい!2017/03/30

rc005063

7
著者の理念は「過去よりも今に視点を向ける」ことが徹底されており非常に共感できる。声かけでも同様。指示は具体的に、早く行い、選手をフロー状態へ向ける声かけをするのがコーチの腕の見せ所。指導していると色々言いたくなるが、選手が目標達成できればいいのだから、自分を出す必要はないのだなと思う。お互いフローでいれる声かけをしつつ、常に選手の気持ちや視点を現在に向かせる働きかけを意識したい。2017/12/28

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