出版社内容情報
《内容》 短時間の診察で、良い医師、患者関係を確立維持する治療的会話の技法と理論を、初診から再診、終結まで順を追って懇切に解説。身体のみならず「情報を加工する臓器」である「心」にも目を向け、医療の場面に心理社会的アプローチを取り入れることで多くの問題が解決できる。すべての診療科の医師にすぐに役立つ待望の書。 《目次》 第1章 心の健康と身体の健康との関係:新たな医学モデルが意味するもの 第2章 ストレスに対する患者の反応 第3章 サイコセラピーを実施するにふさわしいプライマリ・ケア医の条件 第4章 サイコセラピーを通じて患者を変容させる際の基本原則と方法 第5章 プライマリ・ケア医と精神科医の治療へのアプローチの違い 第6章 治療の構造 第7章 15分サイコセラピーの理論的根拠と技法 第8章 15分サイコセラピーの内容 第9章 特殊な患者の診察法 第10章 特殊な状況、スタッフおよび医師のための応用心理療法 第11章 予測される成果
内容説明
本書には、精神医学や心理学の訓練を特別に受けていない一般の医師が、患者を生物学的のみならず心理・社会的側面も併せて全人的にみるためのアートが述べられている。患者の心理的問題をマネージする際の極めて強力な理論的背景を知り、実地臨床において患者の健康状態を改善する実際的な方法、具体的なヒント、治療のアウトライン、重要な言い回し、アプローチなどを学ぶことができる。
目次
心の健康と身体の健康との関係:新たな医学モデルが意味するもの
ストレスに対する患者の反応
サイコセラピーを実施するにふさわしいプライマリ・ケア医の条件
サイコセラピーを通じて患者を変容させる際の基本原則と方法
プライマリ・ケア医と精神科医の治療へのアプローチの違い
治療の構造
15分サイコセラピーの理論的根拠と技法
15分サイコセラピーの内容
特殊な患者の診療法
特殊な状況、スタッフおよび医師のための応用心理療法
予期される成果