内容説明
認知行動療法とは当事者みずからが困り事のメカニズムを理解し、「抜け道」を探すための“自助の道具”です。専門家は“自助の援助”をします。認知行動療法では心の中を見つめません。世界との接点だけに着目します。「接点」とは次の二つです。入口=物事をどうとらえるか→認知、出口=物事にどう対処するか→行動。べてるの家では、そうした「認知」と「行動」にアプローチする方法として当事者研究とSSTをおこなっています。このDVDと冊子では、べてるの家の幅広い活動を、「認知行動療法」という視点から切り取って紹介します。
目次
第1部 「べてるの家」と認知行動療法(「べてるの家」と認知行動療法のインタフェース;アセスメントと当事者研究;問題解決法とべてるのSST;幻覚・妄想へのアプローチ;セッションと日常性;コミュニケーション)
第2部 読むDVD―紙上完全再録(「べてるの家」のSST;服部洋子さんのセッション;「べてるの家」の当事者研究;沖田操さんのセッション;横浜市鶴見区での講演)
付録
著者等紹介
伊藤絵美[イトウエミ]
洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長。慶應義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻卒業。同大学大学院社会学研究科博士課程修了。精神科クリニックでの心理職、民間企業におけるEAP(従業員支援プログラム)活動、大学での学生相談などを経て2004年より現職
向谷地生良[ムカイヤチイクヨシ]
浦河べてるの家。北海道医療大学教授。北星学園大学社会福祉学科卒業後、浦河赤十字病院にソーシャルワーカーとして勤務。1984年に「浦河べてるの家」を当事者とともに設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルテン
Makoto Tanaka
るい
みなみ
もっさん