感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
14
妖魔と共存する飯嶋家の人々の愉快で、 怖い日々を描いた傑作シリーズの文庫版第4巻。 「行李の中」 「人形供養」 「鬼の居処」 「神の通る道」 「待つ人々」 「雨がまた呼ぶ」「闇夜行路」「不老の壷」 の8編を収録。2020/02/06
緋莢
7
祖母と母が行う茶道教室の生徒である尾崎の父が怪我をしてしまい、娘が旅行中の間だけ、飯嶋家で預かる事になった。お金持ちらしく、気前の良い尾崎は、行李を大事に持っていて、誰にも触らせようとしなかったが・・・2013/10/03
ジェミジェム
6
蝸牛の学生時代の話がよかった。この作品を読み始めた時は律と青嵐だけの狭い範囲のストーリーなんだろうなと思ってたけど、どんどんいろんな登場人物がレギュラー化してきてかなり広範囲に渡ってるのもこういう系の作品には珍しい気がして楽しい。見える人が限られてくるからどうしても霊とか妖怪モノって範囲が狭くなりがちなイメージなので新鮮だった。あと、律視点じゃなく第三者の視点から物語が始まり、途中から客観的に律が絡むっていうテイストの話がたまにあって、主人公なのに「なんか途中から謎めいた救世主が出てきたんだけど」感が好き2012/01/16
ホレイシア
6
おじいちゃんの昔話は、ちょっぴり切ない。2008/01/01
タカヲ
5
評価:☆☆☆☆ 京極夏彦の小説をライトにファンタジーにしちゃったらこうなった、みたいな幻想怪奇的ホラーSF漫画。その雰囲気に呑まれて1巻から4巻まで一気に読了。 読後、家のあらゆる空間という空間に何かが潜んでいるようなきがしてしょうがなかった・・・。2011/10/14