出版社内容情報
レーザプロセス技術は多種多様で，技術の進展も速く，いろいろな分野に展開している。本書はその基礎から実際の応用例まで幅広く，系統立てて詳細に解説した技術者・研究者の指針。〔内容〕発振器（レーザ光の統計的特性，レーザの原理，加工用レーザ，他）／加工技術（レーザ加工の基礎，レーザ溶接，レーザ切断，レーザ表面処理，微細加工，化学加工CVD，ドーピング，エッチング，パターン転写，リソグラフィ，他）／加工装置／パラメータの測定／他
【目次】
1. 発振器
1.1 レーザ光の統計的特性―コヒーレンスとスペックル―
1.1.1 コヒーレンスとスペックル
1.1.2 ヤングの干渉実験
1.1.3 １次統計と２次統計
1.1.4 スペックル現象の発展
1.2 レーザのモード
1.2.1 平面波とガウスビーム
1.2.2 共振器と共振モード
1.2.3 単一モード発振と多モード発振
1.3 レーザの原理
1.3.1 エネルギー準位
1.3.2 誘導放出
1.3.3 レーザ条件
1.3.4 レーザの出力
1.4 実用化されている加工用レーザ
1.4.1 CO2
1.4.2 Nd: YAGレーザ
1.4.3 Ar＋レーザ
1.4.4 金属蒸気レーザ
1.4.5 エキシマレーザ
1.4.6 これからの加工用固体レーザ
1.4.7 これからの加工用気体レーザ
2. 加工技術
2.1 レーザ加工の基礎
2.1.1 光と材料との相互作用
2.1.2 レーザ加工の特徴と分類
2.2 レーザ溶接
2.2.1 レーザ溶接の機構
2.2.2 中厚板の溶接
2.2.3 薄板の溶接
2.2.4 レーザろう接
2.2.5 セラミックスの接合
2.3 レーザ切断
2.3.1 レーザ切断機構
2.3.2 鉄鋼材料の切断特性
2.3.3 非鉄材料の切断特性
2.3.4 非金属材料の切断
2.4 レーザ表面処理
2.4.1 レーザ表面処理における熱伝導
2.4.2 変態硬化
2.4.3 レーザクラッディング
2.4.4 レーザアロイング
2.4.5 レーザによる急冷凝固表面合金の作製
2.4.6 新しい表面処理技術
2.5 微細加工
2.5.1 穴あけ
2.5.2 スクライビング
2.5.3 マイクロ接合
2.5.4 トリミング，マーキング
2.6 化学加工
2.6.1 概 説
2.6.2 レーザ光化学反応の基礎
2.6.3 レーザ光化学反応応用
3. 加工装置
3.1 要素技術
3.1.1 光学系
3.1.2 加工系
3.2 加工機
3.2.1 CO2レーザ加工機
3.2.2 YAGレーザ加工機
3.3 その他の加工機
3.3.1 アレキサンドライトレーザ加工機
3.3.2 エキシマレーザ加工機
3.4 複合レーザ加工システム
3.4.1 レーザのフレキシビリティ
3.4.2 生産システムにおけるレーザ加工機
4. パラメータの測定
4.1 レーザパラメータの計測と測定器
4.1.1 レーザパラメータ
4.1.2 レーザパワー・エネルギーの測定
4.1.3 モードパターンの測定
4.1.4 パルス波形の測定
4.1.5 ビーム径・ビーム広がり角の測定
4.2 加工用光学部品の測定
4.2.1 光学部品の種類と特性
4.2.2 加工法
4.2.3 光学部品のレーザ耐力
4.2.4 検 査
4.2.5 取扱い方法
5. 付表 レーザ加工機製造・販売社会一覧
6. 索 引
【編集者】
池 田 正 幸， 藤 岡 知 夫
堀 池 靖 浩， 丸 尾 大
吉 川 省 吾
【著者】
青 柳 克 信， 朝 倉 利 光
有 沢 孝， 伊 藤 隆 司
井 上 廣 治， 井 上 武 海
石 川 憲， 石 田 修 一
池 田 正 幸， 遠 藤 道 幸
岡 野 晴 雄， 小 川 一 文
小長井 誠， 小 尾 欣 一
大 峯 恩， 大 村 悦 二
葛 西 彪， 川 田 正 敏
木 原 伸 雄， 木 村 盛一郎
後 藤 達 美， 幸 田 清一郎
小 林 功， 小 林 哲 郎
小 松 巖， 佐々木 孝 友
斉 藤 英 明， 白 数 廣
菅 原 宏 之， 関 口 紀 昭
高 橋 忠， 高 橋 利 定
高 見 道 生， 辰 巳 龍 司
永 井 治 彦， 中 村 英
長 野 幸 隆， 長 谷 隆 裕
橋 本 功 二， 久 田 秀 夫
広 瀬 全 孝， 菱 井 正 夫
平 本 誠 剛， 藤 岡 知 夫
藤 森 康 朝， 堀 池 靖 浩
本 田 辰 篤， 松 波 弘 之
松 縄 朗， 松 本 智
宮 崎 俊 秋， 宮 田 威 男
宮 本 勇， 三 浦 宏
箕 浦 一 雄， 森 安 雅 治
安 田 耕 三， 山 下 幹 雄
山 根 毅 士， 吉 田 国 雄
渡 辺 之， 鷲 尾 邦 彦
内容説明
本書は、レーザ加工を従来までの狭い意味での加工の概念にとらわれず広くレーザプロセスという視点で見ており、レーザをエネルギー源として利用する材料処理技術の基礎から最新の応用までの解説書である。
目次
１ 発振器
２ 加工技術
３ 加工装置
４ パラメータの測定
