内容説明
考古学の課題と可能性、そして未来への指針を提示。生産と流通、祭祀など古墳文化の諸相に焦点を当て、5世紀を通じて進行した埋葬施設や副葬品構成の変容から、東アジア世界との継続的な交渉、古墳秩序の変化およびその背景を浮き彫りにする。
目次
第5章 生産と流通(古墳時代の農業;塩業と漁業;石製品と鉄製品;馬と馬具;木製品;古墳時代の繊維製品・皮革製品;埴輪;土器(土師器と須恵器))
第6章 集落・生活・祭祀(住居と集落;古墳時代の豪族居館;祭祀)
第7章 古墳文化の諸相(墳丘と周濠;副葬品;親族構造鏡;装飾古墳)
第8章 古墳文化の変革期(古墳の出現;倭王権から倭国へ―雄略朝の画期の評価を中心として;古墳の終末)
著者等紹介
広瀬和雄[ヒロセカズオ]
1947年生まれ。国立歴史民俗博物館教授、総合研究大学院大学教授
和田晴吾[ワダセイゴ]
1948年生まれ。立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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