内容説明
これまで神社・仏閣に伝承されてきたことは、歴史を考える上でほとんど無視されてきた。それは、民間伝承であり、長い年月の間に尾ひれがついて正確な情報は散逸してしまったと考えられてきたからだ。本当にそうなのだろうか?神社・仏閣は、歴史の勝者によって歪められた、「本当の歴史」を様々な工夫を凝らして残そうとしてきたのだ。日本史の大嘘を抉り出す歴史探求の画期作。
目次
第1章 七世紀の政争の痕跡を残す寺々(反骨の山として葛城山系に建つ―一言主神社;物部守屋討伐の際、聖徳太子が祈願した―大聖勝軍寺 ほか)
第2章 天平の知られざる争乱劇(天智天皇の大津京遷都で注目された―日吉大社;草薙剣と尾張氏の謎が結びつく―熱田神宮 ほか)
第3章 神社に伝わる『日本書紀』の裏側とは?(神話か史実か?姿を現した巨大神殿の謎―出雲大社;出雲国造によって火継神事など祭祀が行われる―神魂神社 ほか)
第4章 神社に伝わる邪馬台国解明のヒント(難攻不落の軍事拠点、高良山に建つ―高良大社;『日本書紀』が描く謎めいた歴史―香椎宮 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年千葉県柏市生まれ。歴史作家。91年『聖徳太子は蘇我入鹿である』で衝撃的デビュー。以来、古代史をテーマに旺盛な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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