内容説明
十七歳で産んだ子に生涯を捧げた女優は、芝居への情熱を捨てきれず、東京へと飛び立った。独り暮らしの心細さを支えてくれたのは、映画のスチールで活躍するカメラマンの反町だった。昔の話だが二人には希望があった―。それから四年後、八方尾根で消息不明となった反町の故郷・天橋立に向かう道原刑事の姿が…。不思議に優しい眼差しが、凶悪犯を追い詰める!傑作山岳ミステリ。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年長野県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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