内容説明
未曾有の大地震と、人間を喰らう魑魅魍魎の出現で十万人を超える死者を出した京都大災厄。復興の兆しをみたものの、琵琶湖の湖底に発生した巨大ホタルが人々を襲い、京都上空には、太平洋を越えて飛来したテニヤン島が浮遊していた。大災厄に立ち向かい命を落とした地質調査技師の木梨香流は貴船神社の龍神により復活していたが、恋人の真行寺君之と共に時空の牢獄に幽閉されていた。そして更なる災厄が…。
著者等紹介
柴田よしき[シバタヨシキ]
1959年、東京都生まれ
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感想・レビュー
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ひさか
6
1999年3月徳間ノベルス刊。書き下ろし。炎都シリーズ3作目。2002年8月徳間文庫化。まだ爪跡を残す京都大災害跡で繰り広げられる妖魔、宇宙種族の戦いは、時空をも超えた様相を呈しはじめ、さすがの大風呂敷も限界に近い。荒唐無稽さもここに極まりというところです。次巻に進みます。2020/10/14
とも
5
★★★最後は妖怪大戦争に神が参戦、浮き島にムー大陸、ほとんどマンガでバビル二世か!!!とはいえ、それなりに最後まで楽しんで、やっぱり柴田よしきは外さねー。2012/02/05
朱音
2
香流、美枝、珠星、蒼星なんかの活躍はよし。とうとう京都から環太平洋、そして宇宙規模に話が広がってきてしまったこの巻。一応としてはハッピーエンド…?みたいなんだけど、一抹の不安が…次号へ続く、的な終わり方。続きもちゃんと文庫でだして欲しい!(っていうか宙都完結して!)2002/09/25
たかゆじ@石原プロは永遠だ!!!
1
何とも言えない・・・すごい展開になってきた。京都ならではの作品。ああ、早く続き読みたいです、柴田先生。2023/10/05
斎藤伸也
1
シリーズ3作目。これまでのシリーズで一番好きな作品。 なんとも言えない・・・大好きな本だという一言です。2015/01/26