出版社内容情報
中世ファンタジー世界で目覚めたトーリ。そこで生きる人々は皆、現代日本で死せる者達だった。これは異世界転生を否定する物語。
内容説明
オレは死んだ、22歳の春に。中世ファンタジー風の世界で目覚めた主人公トーリは、どこか様子がおかしいことに気づく。噂に聞く異世界転生かと思いきや、巷でよく聞くテンプレート化された異世界とは何かが違っていた。アヴニール王国で生きる人々はすべからく現代日本で死せる者達だったのだ。人はそこを第二世界と呼んでいた―。これはオレ達が体験した、異世界だと思っていたものが実はそうではなかったことを知るまでの、異世界転生アンチテーゼ。
著者等紹介
大島悠[オオシマユウ]
ゲームのシナリオライター。コンシューマゲーム・スマホアプリ等のシナリオを手掛ける。ゲーム関連会社に10年以上所属し、企画・シナリオ・作詞・プロデュース等を担当していたが、2014年に退職して以降フリーランスで活動中。シナリオ制作をメインとしつつ、その他に企画等の業務も請け負う。前職中に2冊のライトノベルを執筆・発売(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ツカサ
2
異世界転生のアンチテーゼと謳っている通り、ありがちな設定を見せながらも実は…という真相が潜んでいる物語。 タイトル含め、出てくる用語のほとんどがフランス語で、登場する職業や肩書も例外ではないという徹底ぶり。 なぜ、日本人が転生しているのにフランス語ばかり使われているのか、その謎が気になって最後まで一気に読みましたが、一応明かされていて安心しました。2019/05/21
オッジ
1
オンリーワンなチート能力も、絶世の美女達が代わる代わる言い寄ってくるハーレム展開もない、やけに現実味溢れる異世界転生ファンタジー。 だからこそ、物語を第三者として読むのではなく、等身大の自分のまま、同じ目線で体験することができる。 異世界転生のあるあるを、ことごとく否定した先に待っているものは、確かに感動できる骨太な王道でした。 異世界転生モノが好きな方にも、苦手な方にも、きっと楽しんでいただける作品だと自信を持ってオススメします!2019/05/26
悠灯
0
Audibleで読了2025/02/13
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- 洋書
- Don't Move




