出版社内容情報
カルロス・ゴーン失脚の裏にある経済覇権戦争の実態。国際的なファーウェイ排除や英EU離脱とも全てはつながっている!カルロス・ゴーンの逮捕は、なぜいまだったのか。今後の自動車産業、ひいては世界経済に何が起こるのか。ゴーンが狙っていた絵画による報酬受取という租税回避手口から、フランス政府と日本の経産省・日産との激突、その裏にある米仏の対立とアメリカによる口座監視体制、フランスでの暴動、さらには各国で進むファーウェイ排除の動きとの関連性まで、ゴーン失脚を取り巻くさまざまな状況を解説、今後の世界的企業再編や経済変化を読み解いていく。
渡邉哲也[ワタナベテツヤ]
著・文・その他
内容説明
ゴーン失脚をもたらした「国家の意志」と「経済覇権戦争」。ファーウェイ問題も米中対立、英EU離脱も全部つながっている!
目次
第1章 ゴーン逮捕の背後にある世界の経済覇権争い(ゴーン逮捕の衝撃;不正額は120億円にもなる可能性 ほか)
第2章 ゴーン・ショックとアメリカ(ゴーン逮捕の裏にあるアメリカとフランスの対立;イランをめぐる米仏対立 ほか)
第3章 強欲グローバリズムの終焉と世界秩序の激変(銀行と結託して損失を日産に付け替えた疑い;絵画を利用した報酬獲得の意味 ほか)
第4章 分断する世界で進む企業大再編(初めて首脳宣言を出せなかったAPEC;G20で規制されたルノーとゴーン ほか)
著者等紹介
渡邉哲也[ワタナベテツヤ]
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年、『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告し大反響を呼んだ。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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