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出版社内容情報
第二次大戦中、日本軍の抑留所で過ごした子ども時代を、オランダ人女性が回想する、異色のノンフィクション写真絵本!第二次大戦中、オランダが植民地支配していたインドネシアを、日本軍が占領し、オランダ人たちは日本軍が作った抑留所に入れられることになった。オランダ人女性が、抑留所で過ごした子ども時代の2年あまりを、当時、母が手作りしてくれた「すごろく」に寄せて回想する。
日本ではあまり知られていない、アジアでの日本軍抑留所の実態や、「戦争はくり返してはならない」という著者の強い願いが伝わる、異色のノンフィクション写真絵本。
アネ=ルト・ウェルトハイム[アネルトウェルトハイム]
著・文・その他
長山さき[ナガヤマサキ]
翻訳
内容説明
8歳のとき、わたしは、母と姉と弟とともに、日本軍の「抑留所」に入れられました。抑留所は、二重の鉄条網に囲まれていて、中はひどく汚く、食べるものもじゅうぶんにはありませんでした。そんな中、母はわたしたちが遊べるようにと、自分で絵を描いて、すごろくを作ってくれました。そして、わたしたちにも、抑留所で見たことを記録しておくようにと言いました…。8歳からの2年あまりをインドネシアの抑留所で過ごしたオランダ人女性が、当時使っていた品々や絵に寄せて、子どもの目から見た戦争と抑留生活を語る、心に残る記録。小学校中学年~。
著者等紹介
ウェルトハイム,アネ=ルト[ウェルトハイム,アネルト] [Wertheim,Anne‐Ruth]
1934年オランダ領東インドのバタヴィア(現在のインドネシアのジャカルタ)に生まれる。第二次世界大戦後、両親、姉、弟とともにオランダに移住。アムステルダム大学で生物学を学ぶ。子育て中に米国に移り、そこで長女とともに参加した保育システムにヒントを得て、帰国後の1965年にほかの親たちとともにオランダに“幼児の遊び場”を創設。30代、40代にはリセウム(日本の中学・高校にあたる)の教師を務め、教育改革のグループを作り、“開かれた教育プロジェクト”を開発。人権活動家としても知られ、ワークショップや講演、文筆活動に従事している
長山さき[ナガヤマサキ]
1963年生まれ。兵庫県芦屋市出身。関西学院大学大学院文学部修士課程修了。文化人類学を学ぶ。1987年、オランダ政府留学生としてライデン大学に留学、以後、オランダに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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