内容説明
「日本は国債が暴落して超インフレになる」「欧州危機が米国に波及し恐慌が起こる」…etc.今日も経済ニュースにはウソがいっぱい。騙されないために知っておくべき経済知識をわかりやすく解説。
目次
第1章 「日本破綻論」にだまされるな(「日本の借金1000兆円」のウソ;「財政赤字の拡大が問題」のウソ ほか)
第2章 いま起きている円高の正体(「円高は強い円の表れ」のウソ;「破綻寸前」といわれる日本が、なぜ円高なのか ほか)
第3章 デフレから脱却できない本当の理由(日銀がお金を刷らない「深いワケ」;ウソとごまかしの金融政策 ほか)
第4章 ニュースが伝える世界経済の裏を読め(メディアが口を閉ざす欧州危機の真相;自業自得のギリシャ危機 ほか)
著者等紹介
上念司[ジョウネンツカサ]
1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。現在、勝間和代氏のブレーンの1人として、主に金融政策、財政政策、外交防衛政策等のリサーチを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめタンク
3
2012年31冊目。全国民必読と書かれているが、このバイアスが読者に混乱を起こしている危惧がある。内容的にはニュースに書かれている政治・経済に関するマスコミ報道がいかにウソであるか、という類のものだ。ただ、取り扱っているジャンルが政治・経済という事で全ての国民が読んで理解できるかには疑問符が付く。書いてある事が本当かどうか判断するのが素人には難しいからだ。でも政治にも経済政策にも問題があるのは確かだと思う。2012/06/12
exman
1
ファンである上念さんの過去の本を読んでみました。いつも動画で言われていることが書いてあって、個人的にはおさらい的な本でした。 大事なことは繰り返し言う。上念さんがいつも言っていることが分かりやすく書いてあります。日本を破滅させようとする悪のことが書かれています。いくらファンでも完全に鵜呑みにするのではなくて、それを他の書籍からの視点で自ら検証することが大事だと思いました。2016/01/18
kanakana
0
世の中にまことしやかに報道されている経済の話を、論理的にバッサリ断じるところはすごい。専門家と呼ばれる人の話を鵜呑みにはしてはいけない。自分なりに経済のリテラシーを持つことが必要。この本を含め、5冊、経済の本を借りてきました。リテラシーを強化すべく頑張ります!2015/09/12
Megumi221
0
○2014/12/05
ビイーン
0
この本が野田、白川コンビの時代に出版されていた事に驚く。 あれから時代が過ぎ、自民党が政権を取り戻し、安倍首相の意向を受けた黒田日銀総裁が異次元緩和を実施したおかげで、今まさにデフレから脱却しつつある。 まさに上念氏の言う通りになっている。 情報収集が新聞とテレビだけでは騙されて損をする。2014/07/05