内容説明
大学生がヘロイン中毒死した。暴力団との繋がりを追う諸橋班。それを嘲笑うかのように、事件を追っていた新聞記者、さらには暴力団構成員までが次々と本牧埠頭に死体で浮かぶ。ハマの用心棒再び。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。東芝EMI勤務を経て、82年に専業作家となる。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞受賞。08年『果断隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞ならびに第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞。空手三段、棒術四段の腕前で「今野塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そのぼん
42
薬物中毒で死亡した大学生の捜査をしていくうちに、裏組織の怪しげな実態も見え隠れし・・・。長かったけど、事件を追っていくオーソドックスな手法で描かれていたので読みやすいかったです。2012/10/05
ケイ
39
みなとみらいシリーズ、諸橋と城島のコンビもいいが、昔気質のヤクザの神野と岩倉にいつもジーンとさせられる。今回は、諸橋と神野の関係が一歩前に進んだことで、さらに次のシリーズが楽しみだ。2013/11/16
ちゃさち
25
日本のヤクザと中国の関係。読むのに、少し疲れるけど本当にこんなことがあるのかと思いました。2017/09/28
おれんじぺこ♪(16年生)
25
「ハマの用心棒」諸橋さんのお話。笹本、城島、とのやり取りがとても小気味いい♪事件は起こるけれど読了後気分爽快になる1冊2016/10/09
くまんちゅ
25
横浜みなとみらい署シリーズ第2弾。暴対係の面々が個性的。暴力団に対して断固たる態度で臨もうとする諸橋、それをサポートする城島、典型的なマル暴刑事の浜崎、血気盛んな日下部、意外性の男倉持、冷静沈着な八雲。彼らがヘロイン密輸をめぐる謎に挑む。事件がいろいろ交錯し最後まで飽きさせない。神野みたいないわゆる昔ながらのやくざも悪くないかも。それを素直に認めない諸橋がなんだかかわいい。2011/01/29
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