読書会

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198622794
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

内容説明

名作は、寿命が長い。読んで語ろう、呑みながら!エンターテインメント小説界の最先端を常に走り続ける大ベテランと、今をときめく超人気作家が、古今東西の名作SFを読み解く。

目次

半村良『石の血脈』『岬一郎の抵抗』
I・アシモフ『鋼鉄都市』『はだかの太陽』
時間を超える小説を求めて
U・K.ル=グィン“ゲド戦記”
沼正三『家畜人ヤプー』
小松左京『果しなき流れの果に』
山田正紀『神狩り』
S・キング『呪われた町』『ファイアスターター』
萩尾望都『バルバラ異界』
『原点』との邂逅
恩田陸“常野物語”

著者等紹介

山田正紀[ヤマダマサキ]
小説家。1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』『機神兵団』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞をW受賞。SF、冒険小説、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。現代エンターテインメント小説界を代表する作家

恩田陸[オンダリク]
小説家。1964年生まれ。『六番目の小夜子』が日本ファンタジーノベル大賞候補になり、92年デビュー。『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞をW受賞。『ユージニア』で推理作家協会賞を受賞

笠井潔[カサイキヨシ]
小説家・評論家。1948年生まれ。79年「野性時代」に『バイバイ、エンジェル』を発表してデビュー。同作品で角川小説賞を、『探偵小説論序説』で本格ミステリ大賞を、それぞれ受賞

萩尾望都[ハギオモト]
漫画家。69年「なかよし」に「ルルとミミ」を発表してデビュー。72年から描きはじめた連作『ポーの一族』によって、幅広い層から支持を得る。「11人いる!」『ポーの一族』で小学館漫画賞を、『残酷な神が支配する』で手塚治虫文化賞優秀賞を、それぞれ受賞。SFからラブコメまでをこなす幅広い作風と、抜群の画力・表現性で、人気実力ともに、漫画界の頂点に位置する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pulpo8

23
課題本(ほぼSF)を決めて語り合う読書会。読んでない本のことでも、意見に納得できるのが不思議。特に「ゲド戦記」(ル=グィンって女性だったのか…)は私も駄目だろうな~。恩田さんの著作にはS.キングのオマージュが結構あるので、もっとキング万歳なのかと思ったら、「一番すっきりまとまっているのは『ファイアスターター』で、他は冗長とは言わないまでも…」と評していて意外。(冷静な見方をしていて嬉しい。)萩尾×恩田では、恩田さんが盲目的なファンに見える。山田さんの対人ストレスに弱いところに共感したので今度何か読もう。2016/09/19

ぐうぐう

23
この本を長らく積んでいたことを思わず悔やんだ! タメになっておもしろく、頷くことも多かった。取り上げられている本の3分の2ほどが既読だったのも幸いした。それにしても、山田正紀と恩田陸は、読者である自分と作家である自分がとても素直に繋がっているのだなぁと実感させられた。本というものの前で、この二人の年齢差が易々と埋められていることが、なんとも心地いい。2009/07/19

山田太郎

13
半村良のは納得。恩田陸となんとなく似てるもんね。 キング読みたくなった。2011/03/15

れいぽ

12
恩田さんが語る「常野物語」に魅かれて手に取りました。三部作以降の続編について「随分先になると思うが漠然と続きを書きたい」との一文がありました。期待してますよーw気長に(笑)他にも面白そうな本を取り上げていて積読スパイラルです。恩田さん絶賛の半村作品はいつしか読みたいなぁ。あ!あと「ヤプー」ってそっち系だったんですねぇ。ハタチの頃に読んだので純文学だと思ってました。分厚かったのを読みきったぞー、という達成感しか覚えていませんが…^^;そんな由緒正しい?雑誌に掲載されていたとは…(汗2011/05/19

椿

11
山田正紀さんは未読、恩田陸さんは「夜のピクニック」しか読んだことがないんだけど、萩尾望都さん目当てで読了。恩田さんを男性だと思い込んでいたので、ちょっとビックリ。読みたい本が、又増えてしまったよ。2016/04/20

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