内容説明
新人賞突破のための基本的な心得から実践的小説作法まで、限りなくわかりやすく楽しく展開する第2弾。主要新人賞の各担当編集者が賞獲得の傾向と対策を明かす特別付録付き。
目次
第1部 講義論(お約束〔大前提〕;誤書を避ける〔文章〕;話主〔設定〕;三人称の視点の問題〔設定〕;描写と説明〔データ〕;黄金パターン〔ストーリー〕;登場人物〔キャラクター〕;自意識と応募先との関係について〔タイトル、ペンネームなど〕;創作開始から完成まで〔持続〕;なにを書くべきか〔テーマ〕)
第2部 実践編―応募作品の徹底添削を試みる
第3部 主要新人賞の担当編集者へ大アンケート
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろぞー
22
各章ごとにテーマとポイントが書かれていて理解しやすい。前回は対談式だったので。ただ、この本って絶版なのだろうか。2017/01/31
yozora
2
小説を書く上で気をつけること、心がけることが書いてある。第三章の編集者アンケートは15年も前ですし正直必要なかったけれど、基本的な内容については口語体で書かれているので分かりやすいしすらすら読めます。一回読んでおくのは役に立つかもしれません。ただ、僕は小説入門書としては『書きあぐねている人のための小説入門 』(保坂和志)の方がよかったかな。2011/09/08
げんなり
1
なんだかんだ言って、こういう「新人賞を獲る」だとか「デビューする」、「売れる小説の書き方」なんていう本が大好きで、ついつい読んでしまう。本書は前作があるらしく、それを読んでないので本当のところはどうだか、でも楽しく読み終えることができたし、一つ参考にさせていただくところとしては、一文の中の時制の整理について。悪い例として出てるもののどこがダメなのかが分からなかったので、多分自分も無意識にやっているはず、気を付けねば。 べからずな事が書かれていて、ま、それは新人賞を狙うにはやってはいけない事だと。耳が痛い。2022/07/18
yumicomachi
1
前作(『久美沙織の 新人賞の獲り方おしえます』)の内容を整理して述べた本というかんじ。わかりやすいが、前作にライブ感や新鮮味の点では劣ると思う。2019/06/29
いかちょー
0
基本的なことがしっかり書いてある。前書『新人賞の獲り方おしえます』では、セミナー受講者のライブ収録だったのに対して、本書は久美沙織さんが書き下ろしたもの。小説作法の基本のなんたるかが丁寧に書かれていてとても参考になる。小説家を目指す人は必ず読むべきだと思う。2010/09/29
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