出版社内容情報
舞台となるのは、白神山地、富岡製糸場、韮山反射炉、富士山、京都。殺人事件に挑んだ十津川警部&亀井刑事、世界遺産を駆ける!五能線・不老不死温泉で起きた殺人事件の容疑者が十津川警部の部下!? (「死体は潮風に吹かれて」)他、十津川警部の活躍を描いた膨大な短篇作品群の中から、世界遺産に認定された、白神山地、富岡製糸場、韮山反射炉、富士山、京都を舞台にした5作品をピックアップしたオリジナル傑作集!
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。都立電機工業学校卒業後、人事院に勤務。63年『歪んだ朝』で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。65年『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞を受賞。78年にはトラベル・ミステリーブームの先駆けとなる『寝台特急殺人事件』を発表、ベストセラーに。2005年第8回日本ミステリー大賞を受賞。十津川警部シリーズなどトラベルミステリ?から社会派推理まで幅広く活躍、読者の絶大な支持を受け、現在著作は560冊を超える。
内容説明
青森県不老不死温泉、波打ち際の露天風呂で女性の変死体が発見された。前夜、その女性に誘われ、露天風呂で戯れていた警視庁刑事・酒井が重要参考人として連行されたのだ。酒井は休暇を取り、趣味の温泉めぐりと五能線の旅を楽しんでいたという。弘前署から連絡を受けた十津川警部は弘前に飛ぶが…!?(「死体は潮風に吹かれて」)他、世界遺産の地を駆ける十津川警部と亀井刑事の活躍を描いたオリジナル作品集。