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Tokuma novels edge
大正野球娘。〈4〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198508661
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

男子と野球の試合、紅葉たちと屋台勝負を経て、より団結力を増した桜花会。次なる勝負は紅葉率いるアーミナ女学校と野球の試合だ。初詣で集まった桜花会のみんなは勝利を祈った。そんな年明け早々、父から来た一通の手紙が静を悩ませていた。「巴か静どちらでもいい。千本氏(京都の呉服屋)の後妻に入れ」という内容だった。静はその手紙を巴に見せることなく「自分がまいります」と返事をしたためた…。巴は静の様子がおかしいことに気づき、その手紙を見つけた。しかし子供の自分には何もできないと思い悩み、雪と乃枝に相談をするが思わぬ展開に。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺぱごじら

18
時は大正、帝都ミッション女学園のお嬢様方によるお転婆行状記第4話(笑)。女学園の名誉を賭けた東京×大阪の野球試合は、学園きっての美人『生き雛姉妹』の後添え阻止を賭けた『乙女の一大決戦』にエスカレート。男女七歳にして席を同じくせずの時代、年頃乙女は先輩後輩同級生を駆使し『恋愛のお稽古』に勤しむので、そこここで一々百合ゆりしい(笑)。並み居る良家のお嬢様達に何故か引っ張りだこの小梅さんは、笑ってしまうほど華に欠けるが『自然気ままに振る舞うこと』が、お嬢様達にとって実はどんな華より眩しいのだろう。2013-122013/02/16

deltazulu

5
人当たりの良い小梅を中心とした人間関係ではあったけれど、いまやみんな同じ位置に属してますよね。野球に限らず、悩みを打ち明けることが出来て、それに応えてくれる人がいる。素敵な集まりだと思いました。試合前までのお話しで今回は終わりでしたが、最後きな臭い出来事……。子どもの戦いに大人が入ってくると、何とも汚れたものを感じますね。彼女の迷いに、他の人たちが気づけるのか。大いに気になるところ2010/06/22

タカユキ

5
なかなか重い問題を抱えていますが、それをきっかけにまた少し友情が深まっていく展開は燃える。スポ根的にも地味な練習をちゃんとやってくれるので安心ですね。ラストで少し不穏な陰が射しましたが、次巻で諸々の問題ごとまとめてスカッとかっ飛ばしてもらいたいですね。2010/06/20

ましゅ

4
気のせいか、小梅達がいつの間にか少女から女性へ成長していたような気がした。最初の頃は男にバカにされないように野球をやるという始まりだったはずなのに、今は自分のため、自分の将来のために野球をする彼女らに大きな成長を感じた。2011/02/18

ほらいぞん

4
桜花会の面々が好きすぎて生きるのが辛い。千本はこっぴどくやられて全てを失うべき。それ以外認めない! 本によっては無駄に凝った食べ物描写は疎ましさすら感じさせるものがあるのに大正野球娘にはそれを全く感じない。このたった200頁と少しにこれほどまでに食べ物、話し、各個人の魅力をスマートに収められるのは素晴らしいの一言。素朴ですごく好き。岩崎に容赦がないのにワロタw 可愛い者以外は排斥、とまでは言わないけど良い意味で選民意識があってそこがすごく好ましい。大正という時代故のものもあるだろうがそも人とはこうゆうもの2010/11/18

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