内容説明
東京・渋谷のマンションで十九歳の大学生が毒殺された。現場に残されたオモチャの江ノ電に「2」という数字が貼られていたことから、警視庁捜査一課の十津川と亀井は、第二の殺人が江ノ電に関係すると推理、鎌倉へ向かう。翌朝、江ノ電が女性を轢いたとの連絡が入ったが、轢かれる前に女性は絞殺されていた。その後、鎌倉駅に放り込まれた女性のハンドバッグから江ノ電のオモチャが発見されるが、身許を証明する物は残されていなかった。二つの事件に関係性はあるのか?十津川警部シリーズ最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女
7
鎌倉に憧れてるので、行きたい場所なんです。江ノ電には殺人事件絡んで欲しくないけど。西村作品なら、しょうがないか。2010/08/11
pyonko
2
動機が逆恨み過ぎてちょっと無理があるような。最初の大学生なんかはあまりにもとばっちりなのでは…。 2014/06/10
バーベナ
2
引越しして江ノ電が近くなった記念に・・・。量産されている割には面白く読める。なによりも、裏表紙の内容紹介が「著者の近況報告」になっていて笑ってしまった。さすが大御所!長く描き続けていただきたい方です。2010/07/13
IamG
2
地元が舞台なので読んでみた。途中までは読みやすく無難に面白かったが、最後の章の解決編には力が抜けた。これはミステリなのではなく、あくまでも十津川警部のキャラクター小説なのだろう。どうでもいいが、亀井刑事の名前よりも、イワタコーヒー店の名前の方が多く出てきたのはなぜ?2010/02/21
朱音
2
夫が「出張のお供」として購入。良くも悪くも「十津川警部シリーズ」だよなと言った感じ。謎部分に比べ怒涛の解決編的な急展開はご都合主義というべきかはたまた王道か。読みやすいこのクオリティでこの冊数はやはりすごいと言わざるを得ないだろう。江ノ電、乗りに行きたいなぁ。2010/01/07