内容説明
拓己と省吾の“有機融合”によって誕生するスーパーヒーロー・イズミは、行方不明の少女・響子を捜し求め、西へ向かう。“ジュリア”の創造した合成人間カスミの攻撃をかわしつつ、ついに“京都”へと入る。西の組織・白十字を率いる“千里眼の岐世子”とは、果たして何物なのか?そしてイズミの前に立ちはだかるは、最強の合成人間アスカ。その勝負や、如何に!?巻末に、著者・若木未生氏と、イラストレーター・岡崎武士氏の特別対談を収録。今だから言える(?)裏話が満載。ファン必携の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tateshina
2
3巻読了、この巻が一番面白かった。作品の世界観から戦闘シーン、各人物の相関描写まで、一気に読ませられたのは流石だなーといった所。脇を固めるキャラの個性や内面が入り組みつつも、しっかり描かれているところがこの作品でも好きな部分だけど、ここに来てようやくメイン二人の抱える暗い部分もしっかり描かれているのがね、もっと早くに教えてよ。ここまで推測は出来ても根拠がなかったから、改めてあーそういうことなんだねーと実感。如月はいいキャラですね、実に。2010/09/10
ryuetto
2
拓己と省吾の地下での再会シーンに感動した。私は拓己のファンなので、この子がぼろぼろになっていくのは辛い。しかし・・・。これが二人の別れのシーンでもあるんだなあ・・・と思うと、ちょっと悲しいよ。 元気で明るい拓己のような少年が、閉所&暗所恐怖症を抱えていて、苦しんでいる設定が美味しい。彼は、省吾なしで生きられないのに、この先どうなったのかと思って、続きを読むのが楽しみですよ。しかし、改めて読み直して、「イズミ」がこれほどホモくさい設定満載だったとはちょっと意外だった。こんな話だったっけ?(^^);2007/03/29
ma-no
1
イタい子のしゃべり方や論理を表現するのが、若木先生はほんとうに巧みです。聖と省吾の会話は(うまいという意味で)頭痛がします。自分はイズミと如月のコンビが好きです。2008/12/29
ほずみずほ
0
(7↑)2009/07/19
寒上ぺそぎん
0
★★★☆☆[3/5] [電本]途中から出てきた小娘だけ最悪評価。アレはいくら何でも酷い。省吾の「死んでくれ」は正当としか言いようがない。野良は本当にタチ悪いですな。その他には、まさか師があんなことを言うとは! ですかなぁ……。何この人自らフラグ立ててるし! とも思ったけれども、それ以上に何というか、“イズミ”という物語が世に出てくるまでに何年もの時間が経過している、というのを確かに感じた辺りでありました。作者&絵師の巻末対談も、読んでみて目鱗なくだりがあって、良いですなぁ。2012/10/25