内容説明
ドブネズミ。卑しく、小狡く、みすぼらしい嫌われもの。が、鷹場は知っている。人間様が滅びても生き延びると言われる、ドブネズミの逞しい生命力を。他人から、認められたいとは思わない。ましてや、尊敬されたいなどとは思わない。自分の望み―誰よりも金を持ち、誰よりも生き延びること。そう。餌を手に入れるためなら、軽蔑されることなど屁でもない。たとえその餌が他人のものであろうと、腐っていようと構わない。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1966年大阪生まれ。都内各所でコンサルタント業を営む傍ら執筆業をしている。『血塗られた神話』(講談社)でメフィスト賞を受賞してデビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんこ
15
色んな意味でひどい。2018/07/01
なつ
2
狂気と暴力の嵐。ハラハラする場面も多くて、手に汗握りっぱなしだった。源治、英一、澪の3人の腹の探り合いもよかった。登場人物が変態ばっかりなのは気色悪いんだけど笑えた。2011/10/06
三和 良平
1
食傷ぎみだったけれど、次作を期待する自分が情けない2013/06/01
kukeiha
1
ファースト新堂。こんなジャンルあったのか!!!2005/06/21
Maru
0
ここまで書くか!?ここまで書けるのか!?あまりにも汚い。これほどまでに細かく描写された汚さは、もはや映像と遜色ない。2012/11/21