Tokuma novels<br> 卒業旅行

Tokuma novels
卒業旅行

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198504908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

沢田加奈子、南村かおる、伊地知友江、足立由紀子の四人は、四年前、K女子大学にそろって入学した親友同士。その父親たちは「N工業」で長年共に働いた同僚で、社宅の近所同士だった。四人は、いっしょに卒業旅行に行くことを約束していたが、四年の月日はあまりにもいろんなことを変えてしまっていた。現在大学に通っているのは、加奈子と友江の二人だけ。かおると由紀子は中退して、家計を支えるために働いているという。彼女たちを翻弄した過酷な運命とは?幻の卒業旅行は、さらなる悲劇を巻き起こすのか!?長篇ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

32
PHSが出て来る位 古い作品だ。憎悪による報復の連鎖をどう食い止めて行くか そんな事を示唆しているが 読んでいて 虚しくなる位 現在にも通じる問題提起だ。最近では アメリカがシリアがサリン等を使用した報復で空爆を行った。こうした報復の連鎖を何処かで止めてくれる この小説に出てきたかおるの様な存在が切に望まれる。2017/04/12

星落秋風五丈原

14
社宅暮らしの4家族には、それぞれ同い年の娘が1人ずつ。同じ大学に進学したが4年後の今は違う人生を歩む。そんな父達と娘の葛藤と癒しを暖かく描く。四年前の約束通り、卒業旅行の相談に集まった四人。父親たちが会社の同僚で近所の社宅に住み、女子大に揃って入学した親友同士だったが、ある事件がそれぞれの運命を変えてしまった。空白の時間を超えて変わらぬ友情を確かめ合った四人。しかしその再会から、さらなる悲劇へのカウントダウンが始まった。2000/06/24

風祭

1
面白かった!時代なのか、ありえない!って思えるところもあったが、先が気になって一気に読めた。2022/07/19

readman

1
何だかんだでハッピーエンドでした。複雑に絡み合う人間関係の様子は赤川作品ならではだなと再度感じました。文体も読みやすく、簡潔に表現されているのにどこかドロドロとした人間の感情の奥深さが今回の作品にもよく表れていました。2014/01/07

こっぺ

1
卒業旅行のシーン、少ないですよね?でもなんだかジンワリ優しいです。2002/05/25

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