Tokuma novels<br> 陰陽寮〈3〉丹波死闘篇

Tokuma novels
陰陽寮〈3〉丹波死闘篇

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  • サイズ 新書判/ページ数 461p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198504830
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

丹波口から西に向かい、最初に差し掛かる峠が老の坂だ。その東側に位置するのが大江山で、都では「大江山の盗賊」ということで名高い。もっとも盗賊どもは数多くの小集団が大江山を根城にしているだけで、強固な団結があるというわけではない。盗賊同士での争いの中から、首領におさまり、二年以上その地位を保っているのが獅子王だった。鬼道丸は、来流須の行方を知る獅子王を訪ねて、仲間たちと大江山にやってきた。来流須の村は既に移動していた。獅子王の話では異国の大軍が若狭に上陸し、国府の軍勢が敗れたという。しかも異国の連中は来流須の民を引き渡せと、朝廷に要求しているらしい。どうやら、それで来流須は逃げたようだ。都では源頼光が中心となり討伐軍の編成が進められていた。一方寿宝も「暗黒の扉」の向こうに連れ去られた晴明を呼び戻す力を持つ米利王須を探して、丹波へと向かっていた。戦のにおいが迫る緊迫の第三巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆずこまめ

6
平安時代の話なのに、よくわからない部族は攻めてくるし、キリストやら古代ローマやら、もうしっちゃかめっちゃかです。ちゃんと全部回収できるのか。とりあえず次も読む予定。2015/11/30

み~くま

5
ついに物語が動き出した!といっても、何となく次巻の「復活篇」のための伏線を張られたような印象。これまで名前しか登場しなかった刀伊の要人たちが登場するとともに、ようやく来留須の秘密が解き明かされた。晴明復活と彼らの存在がどのように絡んでくるのかとても興味津々♪もっとも・・・輔氏の存在だけは、どうしても生理的に受け付けない(;´▽`A``早く消えてくれないかなぁ・・・☆2011/04/25

ナチュラ

4
シリーズ3作目  1、2巻では情報のみだった異国の刀伊(トイ)の軍隊が遂に現れ、丹波の地を攻めてくる。安倍清明不在の中、源頼信ひきいる少数の兵士と清明の弟子の「寿宝」、そしてならず者の精鋭達が合流し、人を喰らうという恐ろしい刀伊の部隊と激突する。来流須(クルス)の民の謎も徐々に明かされてきて、続きを読まずにはいられない。2013/10/29

文吾

3
★★★★/図書館本。海を渡って外国勢刀伊たちが攻め込んできた。大軍隊で獣のような戦いぶりだし人も喰う。絶体絶命の姫様夏南海を救ったのは浮浪児鬼道丸、、。これは惚れるよね。てか勘違いしちゃうわ。でも鬼道丸はすでに杏奈姫に恋しちゃってると。早く杏奈とくっつけ。来留須の謎も解け、新しい仲間は人語を話せない狼少年・金時。足柄山の金太郎、坂田金時ですかね。行方不明の晴明を慕う寿宝の出生の謎が外伝①でわかるらしいが陰陽寮⑤のあとに書かれたそうなので⑤のあとに読んでみます。2022/02/21

3
エログロ苦手なので、読むのがちょっとつらかった。さぁ、続きはどうなるのかなぁ。楽しみです。2014/01/10

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