内容説明
ねんねころいち竹馬よいち竹をそろえて舟に積む舟につんだらどこまで行くや賽の河原の橋の下。手がかりは殺された女の口ずさんでいたわらべ唄だけだった―。北海道・阿寒にある次郎湖で青沼ふき子と森尾麦彦が殺された。二人には因縁があった。二十七年前、山で遭難して記憶を喪い瀕死のふき子を救ったのが森尾だった。森尾の娘・美弥子は、宮之原警部の助けを得てふき子の過去にさかのぼる。愛憎入り乱れる人間関係が明らかになるにつれ、子守唄の哀しい真実と、事件のドス黒い現実がうかびあがってくる…。
ねんねころいち竹馬よいち竹をそろえて舟に積む舟につんだらどこまで行くや賽の河原の橋の下。手がかりは殺された女の口ずさんでいたわらべ唄だけだった―。北海道・阿寒にある次郎湖で青沼ふき子と森尾麦彦が殺された。二人には因縁があった。二十七年前、山で遭難して記憶を喪い瀕死のふき子を救ったのが森尾だった。森尾の娘・美弥子は、宮之原警部の助けを得てふき子の過去にさかのぼる。愛憎入り乱れる人間関係が明らかになるにつれ、子守唄の哀しい真実と、事件のドス黒い現実がうかびあがってくる…。
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