内容説明
今年2月、国土庁は、住宅・都市整備公団や茨城県、つくば市などとともに、「筑波研究学園都市まちづくり国際会議」を開催しました。この会議は、昭和38年の閣議了解から35年余を経た筑波研究学園都市が都市発展の新たなステージ(第3ステージ)を迎え、その「建設計画」が改定されたことを記念し、本都市と同じく転換期を迎えている世界の代表的なサイエンスシティとの比較を行いながら、21世紀の筑波研究学園都市のあり方を考えることを、その目的としたものでありました。本書は、この国際会議での成果等をもとに、世界の代表的なサイエンスシティやサイエンスパークの歩みと現状をわかりやすく紹介するとともに、これらを横断的に観察することによって浮かび上がってくる特徴や共通点についてとりまとめたものであります。
目次
第1章 “つくば”の未来をつくる―一科学者の視点
第2章 世界のサイエンスシティ(サイエンスシティとは;シリコン・バレー(アメリカ) ほか)
第3章 日本のサイエンスシティ(サイエンスシティや研究開発拠点整備の歩み;筑波研究学園都市 ほか)
第4章 サイエンスシティのまちづくり(共通した成長プロセス;明快なコンセプトの存在 ほか)