ハヤカワ・ノンフィクション
クール革命―貧困・教育・独裁を解決する「ソーシャル・キュア」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152092663
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0030

出版社内容情報

成績アップから独裁者追放まで、世界をカッコよく変える秘策とは? ピュリッツァー賞と全米図書賞を同時受賞した名手が贈る希望の書

内容説明

社会の「病」はソーシャル・キュアでクールに解決できる。愉快に、真面目に、仲間をつくって世の中を変えよう。困難な問題を解決したさまざまな実例を紹介し、自らを、コミュニティを、世界を変えていくアイデアを提唱する未来志向の書。

目次

序章 ソーシャル・キュアで問題解決
第1章 未来を考えはじめた南アフリカの若者
第2章 理屈では割り切れない世界
第3章 クールな若者はたばこを吸わない
第4章 企業のツールを活用する
第5章 微積分クラブ
第6章 世界を変える天使たち
第7章 匿名で問題は解決できない
第8章 クールな革命
第9章 恐怖を逆手にとる
第10章 ソーシャル・キュアの可能性

著者等紹介

ローゼンバーグ,ティナ[ローゼンバーグ,ティナ][Rosenberg,Tina]
ノンフィクション作家、ジャーナリスト。1960年生まれ、ノースウェスタン大学で修士課程を修了している。ニューヨーク・タイムズ、ニューヨーカーなど各紙誌に寄稿。マッカーサー・フェローに選ばれて南米に在住した際の経験から執筆したChildren of Cainや、ピューリッツァー賞と全米図書賞を受賞した『過去と闘う国々―共産主義のトラウマをどう生きるか』の著作がある。私生活では3児の母である

小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

3
ソーシャル・キュアの邦訳は書いていないが、社会的治癒とひとまず理解した。著者は社会的変革力としている(14-15ページ)。生きづらい社会とは、おそらく、自我の防衛機制が痛み回避の対策ということだろう(54ページ)。評者は、私塾で集客の困難さに直面しており、「人を集めること自体がいちばんの課題」(129ページ)とは、まさに現状を言い当てられており、評者の活動も社会的に治されねばならないか。2000年のパットナムの『孤独なボウリング』で1970年代半ばの米国社会をとらえたが、現代日本は「孤独な一人カラオケ」。2012/10/18

erico

2
ピアプレッシャーを利用すれば今まで変えられなかったことを変えられるという実例が紹介されてます。でもすごく読み辛い。途中薬だけ処方して飲むところまで責任を持たない医者はダメと書かれてましたが、書いただけで終わってる作者も同じではと思ってしまいました。2013/03/04

yuri9976

2
ピア・プレッシャーの力をうまく使わなければ解決するのが困難であったであろう事例として、カースト制度の残るインド辺境の地での公衆衛生の向上やセルビアの反独裁政権グループが紹介されている。けど、これはいろんな要素が組み合わさらないと上手くいかないよな。。と思った。いろんなことを一つずつ臨界点にまで持ち上げないとダメで、自分が何かを巻き起こそうとしている人はこれを読むといいかもしれない。使い方を間違えると貧困や独裁を加速することもできちゃうのでホント諸刃の刃です。2012/07/08

tcut

2
書評で好感を持ったので図書館で借りました。しかし「ソーシャル・キュア」を適用する事象をあまりに細かく説明するので肝心の「ソーシャル・キュア」がなんなのかにたどり着く前に挫折。簡単な読み物ではなかった。2012/03/05

キミ兄

1
ソーシャル・キュアがキーワード。スローガンを連呼するのではなく、身近にいる人との人間関係をベースに社会を変えていこうという主張。実践は難しいが理念は素晴らしいと思う。☆☆☆☆。2013/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4558666
  • ご注意事項