カメのスローワルツ〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 503p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152092632
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

ジョーが住むマンションの周辺で起きた殺人事件。いったい犯人は誰なのか?不穏な空気が漂うなか、ジョーの周辺もあわただしくなっていく。デザイナーへの道を猛進するオルタンス、初めての恋に落ちたゾエに、元気を取り戻したイリス。そして、遠ざかっていくフィリップ…。ジョーはどうするべきか思い悩む。個性豊かな登場人物たちが生き生きと活躍するフランスのロングセラー三部作、第二弾。

著者等紹介

パンコール,カトリーヌ[パンコール,カトリーヌ][Pancol,Katherine]
モロッコのカサブランカに生まれ、4歳のときフランスに帰国。大学卒業後は語学教師を経てジャーナリストとなる。1979年に初の小説Moi d’abordを発表。その後、ニューヨークに渡り、コロンビア大学でクリエイティヴ・ライティングを学ぶ。2006年に刊行された三部作の第一巻である『ワニの黄色い目』(早川書房刊)はたちまちベストセラーとなった

高野優[タカノユウ]
1954年生、早稲田大学政治経済学部卒、高野優フランス語翻訳教室主宰、フランス語翻訳家

荷見明子[ハスミアキコ]
早稲田大学第一文学部卒、フランス語翻訳家・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Heart

16
面白かった。(’-’*)♪次から次へと色々な出来事が起こり慌ただしくて途中、ついていけるか不安だったけど、魔法にかけられたかのように夢中になりました。(*^^*)最後にこの、《カメのスローワルツ》の意味がわかってとても悲しくなった。次はいよいよ第三部作!(*´ー`*)2015/12/11

シェリー

14
本当に面白い!!登場人物みんなの続きが気になって、章が変わるごとに次は誰?って感じで読む手を止められない。 いよいよ三作目の「月曜日のリスはさみしい」に続く。2018/11/06

tom

5
なんとも無茶苦茶なストーリーの展開。主人公の母親は万引き老人になり、美しい姉は女奴隷になってしまう。天使になったモーツアルトが現れたり、呪いをかける魔女も。でも、この無茶苦茶さと主人公たちの会話が奇妙に楽しくて最後まで読んでしまった。きっと第三作も借りてくることになると思う。珍しいおもしろさの本です。2013/01/13

umeko

5
楽しかったぁ~。「呪い」に「生まれ変わり」なんて現実離れしたエピソードも、デザイナーなどの実在の人物名が出てきたり登場人物たちのたくましさに、ありかなと思わされました。イケメン好きとしては「ルカ」の真相を知り、もったいないっとつぶやいてしまったわ。ジョーも彼女の周囲人々も、まだまだ落ち着く場所にはたどり着いてない様子。さあ、シリーズ最終話を読むぞ!2012/03/26

wealth

3
タイトルの由来がわかって、でもこの法則だと次の巻で死ぬのゲイリーじゃね!?と。殺人事件が起こったのに最後にちょろっとジョーが推理するだけってのが、リアルで良かったです。実際殺人事件に巻き込まれたらそうなるよな、と。呪いまでは仏ならありそうだな、と思ったけど、生まれ変わりはないわー!あちらには小説にも流行の作風とかあるんだなぁ。まさかイリスがここで脱落とは思わなかったので、ちょっと寂しいです。悪役ながら、彼女のパートは読んでいて面白かったので。2012/04/08

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