ホース・ソルジャー―米特殊騎馬隊、アフガンの死闘

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  • サイズ B6判/ページ数 502p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152091222
  • NDC分類 936
  • Cコード C0031

内容説明

2001年9月11日の同時多発テロ事件直後、密かにアメリカ陸軍特殊部隊チームが召集された。任務はアフガニスタンに潜入し、地元勢力の北部同盟軍と合流して、ターリバーンを掃討すること。最新鋭の装備を誇る米軍だが、険しい山岳地帯の現地では、慣れない馬を駆って戦わなければならない。そのうえ北部同盟は、武器弾薬も不足し敗色が濃厚で、形勢の逆転には米軍の精確な空爆が不可欠だった。米陸軍特殊部隊の騎馬隊(ホース・ソルジャーズ)は空軍と連携して、ターリバーンの秘密拠点への精密爆撃を敢行。北部の要衝マザーリシャリーフを制圧したかに思われた。が、そこへ起きたのがターリバーン軍捕虜の一斉蜂起だった。彼らが収容されている要塞には大量の武器が備蓄されている。武装した数百人のターリバーン兵を、装備も戦闘員もとぼしい部隊は鎮圧できるのか!?アフガニスタン戦の重大な転機を圧倒的なディテイルと克明な人間ドラマで描く、傑作戦争ノンフィクション。

目次

プロローグ 蜂起
第1部 出征
第2部 騎馬隊、進め
第3部 危険近接
第4部 マザーリシャリーフの門
第5部 奇襲

著者等紹介

スタントン,ダグ[スタントン,ダグ][Stanton,Doug]
ハンプシャー・カレッジ卒業。アイオワ大学で美術学修士号を取得。『エスクァイア』『アウトサイト』などの補助編集員を経て、現在は『メンズ・ジャーナル』の補助編集員を務め、旅行やエンターテインメントに関する記事を寄稿している。ミシガン州トラヴァース・シティ在住

伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生、早稲田大学商学部卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スカイバニラ

6
同時多発テロから約一ヵ月後、北部同盟を支援し、タリバン殲滅の為アフガニスタンに潜入した米陸軍特殊部隊。彼らに用意された移動手段、それは「馬」だった。隊員は北部同盟の兵士と行動を共にし航空爆撃の誘導を行うのですが、目標から外れて恥をかくといった誘導爆撃の難しさを感じさせる場面が多々あります。あと北部同盟のヌール将軍とドスタム将軍のマザリシャリフ占領後いかに相手より利益を得るかといった駆け引きはまるで戦国武将もしくはヤクザ(笑。2010/05/06

mike_sugino

2
映画公開ということで図書館で借りてみた。9.11直後にビン・ラディンが潜んでいたとみられるアフガニスタンにいち早く潜入した陸軍特殊部隊の侵入からカラァイジャンギーの戦いまでを描いたドキュメント。アフガニスタン紛争は(公表できる限りでは)正規軍より先に特殊部隊が侵入した最初のケースだとか。映画の予告編では馬に乗った米兵が勇ましく進軍しているが、本書の記述ではカラァイジャンギーの戦い以外では航空支援を要請したり、現地軍閥との調整が主な任務。軍閥の騎馬戦は先日読んだ「中原の虹」まんまで21世紀とは思えない(笑2018/04/30

コカブ

2
2001年の911事件直後、アメリカはタリバンに対して報復攻撃を宣言した。特殊部隊がすぐに召集される。アフガニスタンでの軍事行動は想定されておらず、現場は手探り状態だった。当初は空爆を行ったが、まったく効果がなかった。陸上部隊との連携が必須となる。CIAがアフガニスタンの軍閥に渡りをつけ、ウズベキスタンの基地から軍閥の基地まで特殊部隊がヘリコプターで到着する。特殊部隊員が空爆を誘導し、軍閥の部隊が敵陣を制圧する。こうしてマザーリシャリーフを占領し、戦死者を出しながらも捕虜の反乱を鎮圧するまでを描いた。2015/05/19

キミ兄

0
アフガニスタンでの地元民に溶け込んだ米特殊部隊の活動。タリバンが一方的に悪という論調が目立つ。☆☆☆☆。2010/09/01

dart

0
2001.9.11から米国によるアフガン介入、更にマザリシャリフ占領までの、流れを描いた、ノンフィクション作品、当事者100人以上をインタビューしたとされている、まるでCNNニュースを見ているような描写、1ページの間に4人も5人も語り手が変わるので、すこし頭痛がする。最終章でアメリカの自画自賛が出てくるのは定番とはいえ、ちと鼻に付く感がある。とはいえ北部同盟との共闘の様子など、当時の実相を知ることが出来、満足。2012/06/25

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