Hayakawa novels
プロフェッショナル

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152090812
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

スペンサー、強請屋を追う! 情欲と金に目のくらんだ女たち。流儀を曲げぬ男たち。破局へと突き進む男女をスペンサーは救えるか?

歳の離れた裕福な夫を持つ、美しい4人の若妻たち。彼女らはある男に誘惑されて関係を持ったが、やがてその男は夫や世間に浮気をばらされたくなければ大金を払えと要求してきたのだという。なんとかしてほしい、という4人の依頼を受け、その強請屋を追い始めたスペンサー。しかし手を尽くして見つけた強請屋は悪びれることなく「趣味を仕事にしただけ」と語り、どこか一貫性のあるその生き方にスペンサーは意外な好感を抱く。それでも粘り強く調査と交渉を続けたスペンサーの努力により、事態は収束に向かうかに思われた。だがその矢先、4人の妻たちのひとりの夫が何者かに殺される事件が起きる。遺産を相続したその妻は思わぬ行動に出た。彼女の無軌道なふるまいはさらなる混乱と破局を招き寄せていき…… 流儀を持つ男たちは深い部分で心をかよい合わせるが、業深き女たちがそれを理解することは決してない。スペンサー・シリーズで描かれつづけてきた男女の愛と行き違いを背景に、男の美学をほろ苦く謳いあげる注目作。

内容説明

スペンサー、強請屋を追う―情欲と金に目のくらんだ女たち。流儀を曲げぬ男たち。破局へと突き進む男と女をスペンサーは救えるか?シリーズ最新作。

著者等紹介

パーカー,ロバート・B.[パーカー,ロバートB.][Parker,Robert B.]
1932年生まれ。ボストン大学でハードボイルド作品に関する論文で博士号を取得。1973年に私立探偵スペンサーが初登場する『ゴッドウルフの行方』で作家デビュー。1976年の『約束の地』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、2002年には同賞の巨匠賞を受賞した。スペンサー・シリーズの他にも、警察署長ジェッシイ・ストーン・シリーズ、女性探偵サニー・ランドル・シリーズ、ウェスタン小説やヤングアダルト向けの単発作品など、精力的に作品を発表している

加賀山卓朗[カガヤマタクロウ]
1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がぁ

5
愛と名誉の物語を長年書き続けて偉大なるマンネリ作家になったのに、それでも愛されていた。パーカーはずっと生きていてくれるような気がしていた。作品に少々(かなり?)文句があっても、書き続けてくれるだけでよかったのだ。2011/07/22

けんちゃん

4
スペンサーとスーザン、ホークの気の利いたやりとりはいつもと同じなのに、なんとなく歯切れが悪く感じるのは、スペンサーの切り込んでいけないもどかしさや逡巡する思いを巧みに表現しているようです。こんな流れ、過去作にもあったような気がするのですが、パッと思い出せません。次回の作品をまた楽しみにしたかったのですが・・・パーカー氏に哀悼の意を表します。2010/02/06

タナー

3
このシリーズの再読も、残すところあとわずか...。今作は、発表当時読んだときには今ひとつ印象に残るものがなかったと記憶している。がやはり、ある程度の年月を経て再読してみると、当時見えなかったものが見えてきたりすることもある。もともとこのシリーズは軽快な会話とテンポの良さでドンドン読ませてくれるが、その魅力を改めて感じた。ちょっとセンチメンタルなスペンサー、やっぱりいいねぇ。ラスト・シーンが何とも切ない。2015/04/05

kurumi

3
んー。セリフは気が利いてるし、2人のラブライフも順調で羨ましい限り。でも今回のはなんかいまひとつな気が・・。と思ったら訃報?知りませんでした><ご冥福をお祈りいたします。2010/12/29

聖月

3
◎訃報の前に、このシリーズ最終本が出ていたことを知らず。図書館で見つけて感激。スペンサーも他の登場人物もいつも通りなのだけど、作者がいなくなると、いなくなるわけで、やはり淋しいのことども。たとえ、不作があったにしても。2010/06/14

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