ニューヨーク・チルドレン

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  • サイズ B6判/ページ数 597p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152089007
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

天真爛漫な美女マリーナ、テレビ番組ディレクターのダニエール、そしてフリーランスのライターであるゲイのジュリアスは大学時代からの親友。みなニューヨークで生活し、30代になった今も仲良くしていた。それぞれ恋愛や仕事に悩んでいても、都会の忙しない日々は将来を考える余裕する与えてくれない。だが、新雑誌創刊を目指すカリスマ編集者シーリー、そして大学をドロップアウトした青年の出現によって、停滞していた三人の人生に変化が。マリーナの父で著名ジャーナリストのマレーをめぐるスキャンダルに巻き込まれ、友情に亀裂が走り、遂には大破局の時が…。鋭い人間洞察と重厚で野心的な物語が英米で絶賛された傑作長篇。ブッカー賞候補作。

著者等紹介

メスード,クレア[メスード,クレア][Messud,Claire]
小説家。1966年生まれ。マサチューセッツ在住。1995年に発表し、PEN/フォークナー賞の最終候補となったWhen the World Was Steadyで華々しくデビューを飾り、第二長篇The Last Lifeも「パブリッシャーズ・ウィークリー」のベストブックに選出されるなど、着実にキャリアを積み上げている。流麗かつシニカルな文体、深みのある人間洞察、ストーリーテリングの巧みさが高く評価される、現在アメリカで最も注目の若手作家だ。第四長篇となる『ニューヨーク・チルドレン』は英米の著名紙誌で絶賛され、「ニューヨーク・タイムズ」2006年度ベストテンの一冊に選出、ブッカー賞にもノミネートされた

古屋美登里[フルヤミドリ]
早稲田大学教育学部卒、翻訳家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

39
「30にして立つ」の片鱗も見せられないダメダメの男女3人が主人公。原題は『Emperor's Children』で『王様の子どもたち』という意味。長年本を書くという名目で「自分は何かをしている」と思いたがっていたマリーナがやっと書き終えた本のタイトル。せっかく書いた本をジャーナリストとして尊敬している父からこきおろされ、蜜月の父娘関係にひびが。このダメダメ大人のグダグダした様を延々見せられるのか?と思っていたら最後にあの日の九月が。人間観察の優れた描写から21世紀のジェーン・オースティンと銘打たれた。2020/01/15

1
下世話で通俗。だがそこが良い。2011/09/15

dumpty

0
もう一つ肌に合わない感じ。2008/04/23

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