ハヤカワ・ミステリワールド
お楽しみはこれからだ!―Jazzy Murder

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  • サイズ B6判/ページ数 494p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152087461
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

その部屋はおおむね密室だった―ハリウッドのスター女優に届ける犬のお供で英国から渡米したメイドのケイトは、変死体で発見された当の女優の隣室に泊まったせいで殺人の容疑者に。ケイトさえいなければ完璧な密室状況だった。女優は生前、映画会社との確執や、事故死した別の人気女優との怪しい関係が噂されていたが…禁酒法時代の華やかなりしハリウッドを舞台に展開する、犬とメイドの本格推理。

著者等紹介

真瀬もと[マナセモト]
1999年、本来敵役のモリアーティ教授を探偵役に据えたホームズ物のパスティーシュ『シャーロキアン・クロニクルエキセントリック・ゲーム』で、新書館「小説ウイングス」大賞を受賞してデビュー。その後も新書館、角川書店のヤング・アダルト部門で、次々に作品を発表。2005年には初めて大人向けに、ヴィクトリア朝ロンドンを舞台に、ため息を13回ついたばかりに“十二人の道化クラブ”で起きた殺人事件に巻き込まれた藤十郎の活躍を描いた『アルレッキーノの柩』(早川書房)を上梓し話題を呼んだ。現在「小説ウイングス」「小説ディアプラス」で連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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本木英朗

18
女性本格ミステリ作家のひとり、真瀬もとのこの作品は、俺は2006年に一度だけ読んだことがあり、今回で2回目だ。その部屋はおおむね密室だった――ハリウッドのスター女優に届ける犬のお供で英国から渡米したメイドのケイトは、変死体で発見された当の女優の隣室に泊まったせいで殺人の容疑者に。ケイトさえいなければ完璧な密室状況だった。女優は生前、映画会社との確執や、事故死した別の人気女優との怪しい関係が噂されていたが……という話である。最後の最後まで全く分からなかったよ、今回も。さすが真瀬先生である。満足であった。2020/10/01

はるき

2
ひさびさの真瀬もと。ハードカバーで読んだのは今回が初めて。何だか海外探偵小説の翻訳物みたいだった。著者の資料集め好きは嬉しいし、レーベルを越えていくのも必要なことだろうけど、何か長い。何か妙に長いんだよ。お得意のジャンルなのは分かるんだが・・・・。もう少し短くした方が読みやすいです・・・・。2013/10/18

1
個人的には事件の大筋の解決よりも、登場人物達の持つ影とその中にある希望と、それから細かいコネタが散りばめられているのを拾うのが楽しめました。2011/01/16

なぷ

1
ひさしぶりの真瀬もと。あのラストは、初恋が終わって再度エドにオチたのだと解釈したのですが。それってなんだか萌えますが。2009/11/28

里希

1
真瀬さんの本格ミステリ!しかもハードカバーで超厚い!!と喜々として手にした一冊。1972年激動の中にあるハリウッドの空気感とかそこに暮らす人々の描き方はさすがだ。元警部をはじめとして登場人物たちは誰も魅力的。だけど人数が多くてたびたび混乱しました。自分の理解力のなさが憎いです。犬がかわいかった。2009/09/11

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