内容説明
住み慣れた東京を離れ、大阪に潜伏していたレインの前に現われたのは、旧知の仲のタツこと警察庁の石倉だった。日本から社会の腐敗を取り除きたいというタツの依頼を断り切れず、東京へ戻ったレインは、一人のやくざを「自然死」させた。だが最後にするはずだったその仕事は、彼をさらに危険な対決へと導くことになる。そしてその背後にはCIAまでが暗躍していた…孤高の暗殺者ジョン・レインが東京の闇を駆ける。
著者等紹介
アイスラー,バリー[アイスラー,バリー][Eisler,Barry]
1964年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。1989年にコーネル・ロー・スクールを卒業後に3年間、CIAで戦略スタッフの一員としてトレーニングを受ける。その後、在米日本企業の弁護士を務め、日本にも数年間滞在した。流暢な日本語を操り、日本文化にも造詣が深く、柔道は黒帯の腕前。2002年に、それまでの経験を活かして執筆した『レイン・フォール/雨の牙』で作家デビュー
池田真紀子[イケダマキコ]
上智大学法学部国際関係法学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はげ太郎
1
日本の腐敗政治を描く社会派ものともいえよう。何となくアメリカの介入ってあるんだろうなぁと感じさせてくれる作品。結構不可解な事件も実際多いし…。 しかし、ジョン、もう少しで「山田太郎」に。2015/04/09
いうああお
1
とても楽しかった。軽くていいですね。2009/05/25
ワッピー
0
東京から姿を消したレインを追ってCIAが迫る。日本の汚職問題についての身も蓋もない描写に微苦笑。いや、笑い事ではないんだけれども・・ 2011/06/20
らんまる
0
主人公の立ち位置がちょっと変わってきたかな。相変わらず、トーンはウエッティでいい感じ。見えない敵を相手にしているだけに、若干話が散漫になっている部分もあるけれど、それを補って余りある面白さ。それにしても、外国人作家の本を読んでいる気がまったくしないのはお見事。2010/08/07
景
0
新しい始まりを感じさせるラスト。これからの続きが気になる。それにしてもアキコ・グレースやTOKUを出すとは。山岡との対決はあるのかな?2009/06/27




