ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 別館三号室の男

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ハヤカワ・ミステリ文庫
別館三号室の男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150775575
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

顔にドーランを塗り、民族衣装をまとった奇妙な死体―オックスフォードにあるホテルの別館で撲殺されていた男は、仮装大会の優勝者だった。モース主任警部は捜査をはじめるが、被害者は偽名で泊まっていたうえ、身元を示すものをいっさい持っていなかった。しかも同じ別館の宿泊客は、被害者の妻も含めて一人残らず姿を消していた…見知らぬ男女が集うホテルで起こった難事件にモース警部が挑む、人気シリーズ第七作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

93
モース警部シリーズ第7弾。大晦日にホテルに集まった客たちが、新年にホテルを去ると一人の遺体が残された。モース警部たちがチェックイン記録から調べてみると、被害者も他の客たちも名前から住所までデタラメであった。被害者はいったい誰なのか、一緒に泊まった妻は何処にいるのか、そしてプロローグで語られた殺意との関係は何か。今回も謎の提示は素晴らしい、魅力的であり思わず前のめりになるが、終わってみるともう一つという感じだ。犯人のトリックに気がつくポイントが、あまりにも短絡的過ぎる。終焉の良さにて、納得させられた感じだ。2019/03/22

そのじつ

22
安定のデクスター節。相変わらずモースの推理はカッ飛ばしてる。ルイスがそれに疑義を唱えてモースが怒っても、もうルイスは怯まない。2人で考察を詰めていく過程もおもしろいし、読者に親切設計だよね!ロマンスの伏線もしっかりと。今回は「手紙」というアイテムに焦点を当てていて、面白かった。そもそも文書の読解はモースの得意とするところ。ほんの2行ほどの文章から、隠された意味や書いた人物の学歴まで浮かび上がらせるのに興奮する。2018/07/23

ケイジ

19
モース警部とルイスが試行錯誤しながら事件を追うシリーズ。色々盛り込み過ぎて今ひとつ分かりにくい真相。2024/12/29

ボブ

12
著者8作目、冒頭不倫三角関係が描かれる。続いては、とあるホテル、大晦日を過ごす為訪れる不倫、偽名の怪しい複数のカップル、仮装パーティー。翌日男の遺体が!怪しいカップル達の疑惑を調べるモースとルイス。物語の焦点は冒頭の不倫カップルがどの不倫カップルなのか?モースとルイスの二転三転の推理。読みづらい作品です、途中何度も戻って反復して読んで理解でしました。一般的に酷評のこの作品、実際真相は大した話ではないんですが、巧妙な語り、ミスディレクションで、興味深く読めます、個人的には楽しめました。2025/07/19

tera

12
モース警部シリーズ7作目。今作ではモースの癇癪はやや少なめでその代わりルイスが積極的に推理する場面もあったりと、新味はあるがシリーズ内ではどちらかといえば凡庸な出来かもしれない。2017/02/21

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