内容説明
「ミリガン運送は解散した」―とある軌道都市での業務完了後、突然の置き手紙を残してロイドが失踪した。アルフェッカ号は売却され、あえなく失業者になってしまったマージとメイ。彼の行方を追う二人にとって唯一の手がかりは、“生きた宝石”アフナサイトにからむ怪しい儲け話の存在だった。アルフェッカ号の新たな船主クランとアルチナに雇われた二人は、ロイドを追ってアフナス星系へと向かうが…シリーズ第6弾。
著者等紹介
野尻抱介[ノジリホウスケ]
1961年三重県生まれ。計測制御・CADプログラマー、ゲームデザイナーを経て、1992年、ゲーム「クレギオン」の設定をもとにした『ヴェイスの盲点』で作家デビュー。以後、『クレギオン』『ロケットガール』の両シリーズで人気を博す。2002年に上梓した『太陽の簒奪者』(ハヤカワSFシリーズJコレクション)は新時代の宇宙SFとして絶賛を浴び、短篇版に続いて星雲賞を受賞、「ベストSF2002」国内篇第1位を獲得した
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