出版社内容情報
シャツェンの洞窟をムータン領へ向かうアトランたち。だが強まるグレイ作用の影響で、ついに仲間の一人が寝返ってしまった……!?
内容説明
アトラン、ジェン・サリク、ハルト人ドモ・ソクラトは、ムータン領をめざしてシャツェンの洞窟を進んでいた。プシ・エネルゲである“つむじ風”ボンシンが、力の泉の助けでヴァイタル・エネルギー貯蔵庫をふたたび作動させたものの、ムータンのグレイ作用を一掃しなければ、シャツェンも完全には解放されないとわかったからだ。だが、洞窟を進むにつれてグレイ作用は顕著になっていき、ついに不測の事態が生じてしまう!
著者等紹介
林啓子[ハヤシケイコ]
獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒、外資系メーカー勤務、通訳・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Book Lover Mr.Garakuta
17
久しぶりにSFを堪能させて頂きました。ありがとうございました。面白い作品である🤣。スラスラと読み進められて、流石に大御所ローダンシリーズだと思う。どのようにすればこの作品が、生み出さられるのか、不思議に思う。2020/04/24
スターライト
8
「領主ムータンの反撃」と標題作の二篇収録。前半はムータン領を目指して洞窟を進んでいたアトラン一行がグレイ作用によりドモ・ソクラトが導いた罠に陥り、全員グレイ化。細胞活性装置を奪われ、ムータンの手先となってレトスらに襲いかかる。しかし”つむじ風”ボンシンの活躍により難を逃れ、ムータンの攻撃を退ける。後半は、女サイリン、深紅の湖のクリオこと玩具職人クリオ(表紙の目が3つの生物!)が登場。深淵法の謎解きを横糸にその法を犯した者を処罰する駆除者がレトスらを襲う。クリオと細胞活性装置との関係が気になる…。2020/04/09
mabo510
0
はてさて今後どうなるか? でも、てっきり”それ”が作ったと思っていた細胞活性化装置は玩具職人が作った??細胞活性化装置の由来もそろそろ判るのかな2020/04/13