出版社内容情報
《ソル》に搭乗し、これまでスプーディ採取に従事していたバーロ人に異変が起きたが!?
ペーター・グリーゼ[グリーゼ ペーター]
H・G・エーヴェルス[エーヴェルス エイチ ジー]
小津 薫[オヅ カオル]
内容説明
“ソル”は惑星キルクールのベッチデ人をあらたな乗員に迎え、銀河系をめざす帰還の旅に出た。しかし、船内ではバーロ人たちが異様な行動を見せはじめる。無気力になって動きが鈍くなり、生存のために不可欠な宇宙遊泳にも出ていこうとしないのだ。これを案じたアトランは、船長のタンワルツェンと相談し、なかば強制的にバーロ人を宇宙航空に連れだすことにする。そこに同行した一乗員が思いがけない発見をしたのだが!?
著者等紹介
小津薫[オズカオル]
同志社女子大学英米文学科卒、ミュンヘン大学美術史学科中退、英米文学翻訳家、独文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
5
「ガラス人間の変身」と表題作収録。前半ではガラス人間ことバーロ人の奇妙な生態(?)にアトランが翻弄される。賢人の従者だったのに、怠け者という設定のライター・ハスキーとその妻の存在が面白い。表題作は、「幻影惑星クーラト」というタイトルがぴったりな展開。ロワ・ダントンって、すっかり変わったなあ。リーダーシップもほとんど発揮せず、かつての自由商人の王の姿は遠くなった印象。しかし、セト=アポフィスの力はこんなところにも及ぶのか。びっくり。 2016/08/28
鐵太郎
4
前半は<ソル>の話の続き。滅亡の一途を辿るバーロ人にからむ話、かな。ガラス人間と呼ばれたバーロ人が去って行きます。しかしまだ、アトランと<ソル>の旅は終わらない。怠けるためにはどんな苦労も厭わない(?)ライター・ハスキーがお茶目。 後半は<バジス>から始まるローダンのターン。深淵の騎士に叙任される事が決まったローダンですが、例によって話は進展しません。このままあと何回か話を引っ張るのかな?? 2016/09/16
mabo510
0
なんか輻輳してわかりにくい。 でも、まあ良し。 ライフワークだから(笑)2016/09/01