出版社内容情報
マルタッポンに足どめされたアムトラニクを救出するべくウォオルナル艦隊が襲来した!
内容説明
ログエイン星系の第二惑星ウォオルナルにある基地では、アムトラニクの細工により、ガルベシュ軍団の本能を持つ新生オービターが続々と生まれていた。かれらはウォオルナル周回軌道に駐留していた1万2000隻の艦隊を強奪し、マルタッポンに攻めている。旗艦“ヴァジファー”で足どめされている司令官アムトラニクを救いだすためだ。ジェン・サリクひきいるマルタッポン警備艦隊は、ガルベシュ軍団との死闘を覚悟したが…
著者等紹介
星谷馨[ホシヤカオリ]
東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒、文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
4
「オービターの未来」と標題作収録。オービターとテラナーとの争いは、アムトラニク問題を残すのみ。しかし、逃亡先にはクリスタル生命体と遭遇したテラの調査船が。それにしても作家チームはクリスタルが好きだなあ。これまでにも似た異生物が登場した気が。訳者の星谷さん、女性だけあって、女性の登場人物のせりふの訳し分けがうまい。ラーサとヴァルバのキャラの違いがよくわかる。期待してます。2015/06/17
鐵太郎
2
オービターの後始末を始めるジェン・サリク。逃亡したアムトラニクの発見。このサイクルの最後は、どこで締めくくることになるのか。風呂敷をうまくたためているのか。 あとがきにかえて では「ファウスト」に由来する台詞とか、漫画のキャラのネタとか。翻訳者はアンテナを広げていないと大変なんだねえ。2015/06/25
とうくぼやかや
1
クローンとはいえオービターも数がいればそれはもうひとつの種ですもの。役割を解かれる段になって将来のないものたちに道を用意してやることの面倒さ。あえてそんなことまで描くのだなあと。すばらしい。当面の敵アムトラクの艦隊もいろいろ不具合を抱えているものの、綱渡りの逃避行が、こいつら敵なのにはらはらさせるし。2015/08/20
llll'
0
2015/06/13
eucalmelon
0
サリクは、オービターの生産装置を潰したのは、テラナーだからか?これで増え続けるオービター問題は片付いた? そして、どこへ行ったかと思っていたアムトラニク、またあの訳のわからん痴呆化に悩まされて、憐れな…2015/11/19