内容説明
ペリー・ローダンは、アラスカ・シェーデレーア、ブジョ・ブレイスコル、ドウク・ラングルとともに、重力ハッチから重力チューブを通ってヴァルベ人の故郷惑星ダコミオンにやってきた。フルクースの大艦隊が“ヴァルベの巣”を狙っていると、ヴァルベ中央政府に警告するためだ。ところがダコミオンについたとたん、四名は原因不明の心身の不調に襲われる。しかも、ヴァルベ人はその不調をまるで気にしていなかったのだ。
著者等紹介
赤坂桃子[アカサカモモコ]
1955年生、上智大学文学部ドイツ文学科・慶應義塾大学文学部卒、独語・英語翻訳者、独語通訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マーム
24
罠は静かに閉じられた、という感じです。何故その可能性について誰一人思いつかなかったのか。最近のローダン一行は少々粗忽なのでは?とお小言。それはさておき、今回は巻末の「あとがきにかえて」が面白かった。本国ドイツでは今年9月8日にシリーズの発刊から50周年を迎えたそうです。ということは同い年・・・半世紀もの間続いているなんて感慨も一入です。ローダンというの名が日本の怪獣映画『ラドン(Rodan)』に因んでいるそうで、これにhを加えてRhodanとアメリカ人っぽい名前に仕立てたというのは楽しいトリビアでした。2011/11/22
スターライト
5
ヴァルベ帝国がバルディオクの罠であることをようやく認識したローダンたち。そのローダンも、重力ハッチをくぐったからか、まともなローダンへと変化。ここ数巻の異変はなんだったんだろう。小陛下狩りをやめて、方針転換することになるのかな。まずは、この窮地を脱出しないと。あとがきは、珍しくローダンのこと。訳者の近況がまったくないのが、新鮮(笑)。2011/10/09
ニミッツクラス
1
ローダン日本語版410巻。カバーはアラスカ、ローダン、猫男ブジョ、具合の悪そうなラングル。研究者の容姿についてはテラパトロールのどこかに書いてあったけど、こんなんだったかな。前編は邦題通り。ラスの警告間に合わず重力ハッチを潜ったローダン一行。心身の不調程度で済んだのは具象の想定外なのか。後編は「重力の檻」。何やってんだかと言う感じのスぺオペ。雑感:毎回肩すかしな印象だけど、ここまで読んできたコアなローダンファンは今更後に引けないと思う。一見さんには判り難い内容に、発行部数の推移はどうなのかな。★★★★☆☆2012/12/30
llll'
0
2013/06/08
鐵太郎
0
あとがきにかえて は、赤坂桃子さん。2011年9月8日が、ローダン発売50周年だというネタ。シェールとダールトンによって始まったローダン。半世紀を超えてまだまだ元気です。日本版が追いつく可能性はほぼ絶たれていますが、ハヤカワはリキ入ってますねぇ。日本はローダンと縁があるらしい。大怪獣ラドンの英語名「Rodan」に「h」をつけたのがローダン Rhodan だとか。ほう。 いつまで続くかわからないけど、まだまだ付き合う気はありますよ。2011/10/16