内容説明
アフィリカーのレジナルド・ブルはローダンにかわり、国家首席として圧政をしいていた。だが、政府中枢のインペリウム=アルファで働いている人間型ポジトロン・ロボットのブレスラウアーは、ブルがアフィリカーになった原因は、細胞活性装置の不調によるものと分析していた。生体パーツを持たず、アフィリー化していないブレスラウアーは、ブルを非アフィリカーにして、インペリウム=アルファから脱出させようとするが…。
著者等紹介
五十嵐洋[イガラシヒロシ]
1957年生、1980年法政大学社会学部卒、フリーエディター、翻訳家、「ペリー・ローダン」シリーズ統括。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
2
ブリーが正気にもどり、ダントンと合流。一方アトラン側では、なぞの影の存在が出現。アフィリー対免疫人間の確執にちょっと飽きてきたところなので、新展開となってきてよかった。2010/07/29
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
2
ブリー復活はうれしいけど、サイボーグの腹からの銃が変すぎる。 そして物語はアトラン主役の銀河へ後半は戻ります。 ローダン達主要メンバーが銀河へ戻れる日は遠い。2010/07/16
黒猫トム
1
再読。活劇譚を連続で読めて楽しい巻。 前半、ブレスラウアーがでぶを護る騎士で八面六臂の大活躍である。でぶもひさしぶりに生き生きしてる。 後半もじいさんが活躍する。皇帝カールだ。再読のため飛ばし読みをしてるせいで今ひとつはっきりしないが(ダメじゃん)銀河情勢がさらに複雑化しておる。レティクロンと水晶王子がだまし合いしてるようだ。 あと、ムサイね。マルチならマルサイの手もあったかもだがムルティサイボーグでムサイとしたのかしら、一年戦争脳にムサイはきつい。2021/06/12
キャッスルロック
1
表題作他「太陽の使者」はアトランが主人公の作品。ひょんなことから”アフィリー”が解けたブリーの脱出劇を描いた表題作はなかなか面白かったけど、レジナルド・ブルのことを”ブリー””ブル””国家主席”などと呼び方表記が違うのはなんでかな~などと思いながらも、私は354巻目を読むのであった…。 2020/06/05
鐵太郎
1
あとがきにかえて は五十嵐洋さん。メールの不達事故で、エピソードの仮タイトルを落としてしまった件。次の仮タイトルは357巻で361~357巻を掲載します、とのこと。それと、“アフィリー”の語源はラテン語起源ではなくギリシャ語起源だそうな。愛を示す“phil”に否定接頭辞の“a-”を付けて「愛がない」という意味を示して、後にドイツ語の「家族」“Familie”などに使われる“-ie”を付けたんだろうね、とのことです。2009/01/29