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内容説明
モース主任警部にとって、偽善に満ちたクリスマスほどうっとうしい時期はなかった。おまけに、こんな夜更けにケチな盗難事件の捜査に駆りだされることになろうとは…。現場はロンドンの場末の安酒場だった。児童施設に寄付するために店の主人が集めた四百ポンドの金が、忽然と消えたという。事件当夜、店にいたのは金回りが悪い常連客ばかりで、犯行のチャンスは誰にもあった。モース主任警部はうんざりした面持ちで客の証言に耳を傾けていたが、やがて晴れやかな微笑を浮かべると、意外な話を切りだした。『クリスマス・キャロル』を下敷きとした酒落たクリスマス・ストーリーの表題作ほか、ホームズもののパスティーシュ「花婿は消えた」仕掛けを凝らしたメタミステリ「内幕の物語」など、短篇の愉しさを堪能できる十篇を収録。本格ミステリーの第一人者が贈る、ヴァラエティに富んだ傑作短篇集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mattya
6
短編集、普段着のモースに逢えた気がします。2016/05/02
YOLO
2
「エヴァンズ、初級ドイツ語を試みる」は良かったかな。2022/07/23
ひさか
2
1995年2月ハヤカワポケットミステリ刊。10篇の短編。モース警部ばかりでなく、シャーロック・ホームズのパスティーシュもあったりする。最大の事件というのが、きわめて短かい話で、おとぼけが楽しい。2020/07/24
tomo6980
2
20年ぶりのデクスター。でもやはりピンとこない。2017/01/07
風祭
2
面白かった!モース以外の作品もあったのか。デクスターは長編向きかな2013/12/10
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