NHKテキスト 100分de名著 2018年2月
ユゴー ノートル=ダム・ド・パリ - 人生はままならない

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784142230839
  • NDC分類 028
  • Cコード C9497

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

133
『ノートルダム・ド・パリ』は既読。鹿島茂氏の解説だということで、放送を毎週楽しみに見ながら併読した。鹿島氏は、ユゴーについて語るためにこの小説の筋書きや場面を用いていた印象。彼の自由な語りに、そこまで決めつけたように話していいのだろうかと驚いた。ユゴーは霊媒体質である、幻視している、映画の先取りをしている…、等々。そんな解説自体は非常に楽しいものだが、もう少し内容の解釈もして欲しかったな。現在人間喜劇を読んでいるために毎日目にするバルザックの顔と比べ、ユゴーは誠に立派な顔をしているなとテレビをみながら思う2018/02/28

てん

18
アニメ映画やミュージカルを観たがあらすじがかなり違った。原作はどうなのか知りたくて読んでみた。小説の構成から現代のものとは異なること、その理由が、時々「レ・ミゼラブル」の例も引きながら解説される。そうそう、レ・ミゼラブルはあまりに特異な構成に思えて挫折した。ユゴーの情景を俯瞰した描写やそのダイナミックさから「ひとりハリウッド」としていたのは面白かった。原作を読む勇気はまだないもののストーリーの意外さに驚いた。2020/02/19

はる

18
クロードには決して弱さを見せず凛とした姿勢を貫くエスメラルダ。彼女へ無償の愛をいつも与え続けるカジモド。多くの人のさまざまな思惑が入り乱れて、最後は読んでいて迫力のある物語だった。エスメラルダと生き別れの母が再会できたのに、直後に訪れる哀しみ。ユゴーは弱者への視点が細やかで、民衆に支持されるのだなとわかる。2019/01/04

スミノフ

14
ユゴーの人生、19世紀フランスの社会拝見、描写技法の斬新さなど、『ノートルダム-ド-パリ』の魅力を多面的に伝えてくれる本でした。さあ、原著を読もう。2020/09/18

あいくん

12
☆☆☆ユゴーの作品としては「レ・ミゼラブル」と「ノートルダム物語」が有名です。劇団四季が「ノートルダム物語」を上演します。福岡市の劇団ショーマンシップも「ノートルダム物語」を長く上演しています。ショーマンシップの「ノートルダム物語」の映像を観ました。2018年2月に「100分で名著」で鹿島茂さんが「ノートルダム・ド・パリ」を取り上げていたことを知りました。テキストを買って読みました。ユゴーは1802年に生まれて1885年に亡くなっています。ショパンと同世代です。 2020/02/27

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