内容説明
天文学者というと、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか。「星空を見上げ、悠久のロマンをちょっと理屈っぽく語る」姿だろうか。じつは、その本当の姿はほとんど知られていないのが現実だ。そもそも天文学は私たちの生活に必要なのか?科学の最先端を走る天文学は今、何に取り組み、何をしようとしているのか?天文学と現代社会に生きる私たちとのつながりを考える。
目次
第1章 天文学者とはどんな人なのか?
第2章 天文学者は何をしてきたのか?
第3章 天文学は今、何に役立っているのか?
第4章 天文学は今、何を目指しているのか?
第5章 天文学と社会
第6章 天文学者になるには?
第7章 天文学は「みんなの科学」
著者等紹介
縣秀彦[アガタヒデヒコ]
国立天文台普及室長・准教授。教育学博士(東京学芸大学)。1961年長野県生まれ。NHK高校講座・放送大学講師。日本ハンズ・オン・ユニバース協会副会長、科学の鉄人実行委員長なども努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニョンブーチョッパー
3
◎2008/10/16
ひだりかわ
1
天文学の内容自体はすでによく知っていたが、歴史をたどっていくのはやはり楽しい。読み終わってみるとわりと天文学の概要をまとめただけにも見えるので、結局ロマンティストなのかどうかという観点でもう少し見てくれてもよかったかも。2010/08/17
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0
天文学ではどんなことをやっているのかがわかる本 もう少し大衆に親しみやすい科学をと言っていたのが心に残った2013/01/18
sosoddy
0
天文学がいかなる学問であるか、ということが研究者の事例と共に簡潔に説明されていて分かりやすかった。2010/07/31
w_h_o
0
興味深い話題が多く楽しめた。タイトルを見て読んでみようと思う人が知っている話題が多いんじゃない?もっと知らない人にも訴えかけるポイントが欲しいかな。川口センセイの「地平線」や多田将さまの「棚」のような言葉があるといいかも。2010/07/22