流転の歌人 柳原白蓮―紡がれた短歌とその生涯

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  • サイズ A5判/ページ数 103p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140816547
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0095

内容説明

連続テレビ小説「花子とアン」葉山蓮子のモデル、歌人・柳原白蓮。短歌と写真でひもとく“真実の白蓮”。林真理子×東直子対談「白蓮」を語る。

目次

第1章 白蓮の生涯―激動の前半生から清福の晩年まで(出自に翻弄された少女期;最初の結婚、村岡花子との出会い;二度目の結婚で福岡へ、短歌への傾倒;『蹈繪』出版、華やかな交遊関係;宮崎龍介との出会い;世間を揺るがした「白蓮事件」;実家での幽閉、そして運命の関東大震災;ついに手に入れた平穏な日々;愛息の戦死、「悲母の会」結成へ;最後の歌集『地平線』刊行。龍介に見守られて…)
第2章 白蓮の秀歌―馬場あき子選(「白蓮の人生に添う歌」;前期・九州に嫁ぎ、伊藤伝右衛門との結婚生活のなかで紡いだ歌―歌集『蹈繪』『几帳のかけ』『幻の華』より;中期・宮崎龍介との恋愛、出奔を経て、二児の母となり紡いだ歌―歌集『紫の梅』『流轉』ほかより;後期・息子の死を乗り越え、平和活動に従事しながら家族との日常を紡いだ歌―歌集『地平線』より)
第3章 対談 林真理子×東直子 現代女文士「白蓮」を語る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

78
「白蓮れんれん」を読みました。朝ドラは見ていませんが、白蓮さん(燁子)素敵です。この本は写真や資料が多く、楽しめます。愁いを帯びた燁子さん、とても美人です。九州の伝右衛門氏の2300坪の豪華なお屋敷、燁子のために建てられたこれも豪華な別府の別邸。お金には恵まれた生活だったのに、心が満たされず竜介と駆け落ち。姦通罪もあった時代に命がけの行動。新聞に載せられた絶縁状。まさにドラマチックです。「ゆくにあらず帰るにあらず居るにあらで生けるかこの身死せるかこの身」龍介と再婚して二人の子に恵まれ後半は幸せな人生だった2014/11/13

ほう

24
白蓮の生涯、馬場あき子の選ぶ歌、林真理子と東直子の対談に分かれて掲載されている。明治時代の華族に生まれ、二度にわたる家同士の結婚を経て漸く愛する人と一緒になった白蓮。芯のある人だったのだなぁと思う。宮崎龍介に送った手紙の激しさ、子を詠う穏やかさその変化していく様子が感慨深い。2025/11/05

Rei

19
朝ドラにはまったのは「花子とアン」が初めて。私に短歌を詠む心があったら…。閉鎖的なこの時代に勇気と情熱の人。蓮子さん、いやアキコさん、素敵です。2014/10/25

sofia

19
『白蓮れんれん』を読んだ後に。写真や短歌を見て、思いをはせる。九州ではこんな広いところに住んでいたのかとも。2014/10/01

椿

6
朝ドラの関連本。白蓮と龍介の往復書簡、封筒も便箋も美しい。絶縁状が載った一面の絶縁状以外のところが興味深い。短歌が多かった。2014/11/13

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