絵本のよろこび

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140808290
  • NDC分類 019.5
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

27
松居さんは福音館書店の創業に関わり「こどものとも」を創刊された、現代日本絵本の父。河合隼雄さん、柳田邦男さんとの「絵本の力」で松居さんのお話が抜群に面白く、手に取りました。幼い頃の環境がいかに大切か。「心を動かす歓びこそが、生きる力となり、子どもの成長をうながします。」「子どもは言葉を覚えるのではなく、食べるのだということがよくわかります。」絵と言葉が、子どもの血肉になっていく「食べ物」として、絵本を見ていらっしゃる。まず、絵だけで味わう→文を音読する、という順番で絵本を読むのが子どもに一番近いそうです。2021/02/07

おはなし会 芽ぶっく 

18
返却期日が迫ってざっくりとしか読めませんでしたが、「赤ちゃんのときから小学校を追えるころまで、大人がやるべきことは、自分の声で自分の口の言葉で子どもに語ることです。子守唄も童唄も、絵本も昔話も、物語や詩の本も、子どもに読んでやり語ってやることです。」という言葉が響きました。絵本は子どもだけのものではないけれど、子どもに読んであげて大人も子どもも幸せを共有できる時間ですね。2021/12/01

みずいろ

8
忘れていたいくつもの絵本のことを思い出した。私はかなり読み聞かせをしてもらった。本の楽しさを知ったのは、母の隣に座って耳と目をすましていたあの時だったと思う。著者の絵本編集における二つの基本方針「大人が子供読んでやる本であること」「役に立つ、ためになるだけの絵本はつくらないこと」に共感した。絵と言葉を耳と目で同時に楽しむあの楽しさを、決して忘れないようにしたい。2014/01/27

みなみ

3
『こどものとも』を創刊した松居さんのご自身の本。図書館にあったので読んでみました。「おおかみと七ひきのこやぎ」「ちいさいおうち」「スイミー」など絵本作家や場面そのものの紹介がありとても勉強になった。また、アジアの絵本を日本の子どもたちに紹介するという強い姿勢には胸を打たれる思いがする。瀬田さんの本を読んだときも思ったが、「まあ、子どものものだから…」的な妥協がいっさいないのがすごいなあと思う。むしろ、子どもに与えるものだからこそ、厳選しているというか。2014/06/03

まさ

2
絵本を「読む」とはどういうことなのか、『こどものとも』の松居さんの思いが詰まっていました。 大人が子どもに読んで聞かせること、子どもがページをめくりながら想像すること。絵本は文字数は決して多くはないけど、その世界はとても広いですね。 『もりのなか』『おおかみと七ひきのこやぎ』などなど、再び読んでみたくなりました。2017/03/26

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