内容説明
江戸300年の基礎を固めた徳川家康。その決め手の1つになるのが、冬・夏2回にわたる大坂城の攻防である。家康はその指導力と先見性によって、みごと落城に成功する。その背後にひそむ多くの人間模様を描く。また、徳川幕府を盤石なものにしたとされる参勤交代制度は、家康幼少時の人質体験がヒントになっているという。さらに23年間正妻の座にありながら、夫の命で暗殺された築山御前の悲劇をとりあげる。
目次
大坂城攻防1―難攻不落冬の陣(難攻不落大坂城)
大坂城攻防2―ドキュメント夏の陣(血で血を洗う死闘)
徳川家康―戦国人質無情(家康の人質体験)
徳川家康―正妻築山殿暗殺(人間模様のなかでの殺害)