NHKシルクロード〈第6巻〉民族の十字路

NHKシルクロード〈第6巻〉民族の十字路

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784140180198
  • NDC分類 292.28
  • Cコード C0225

内容説明

万年雪の巨大な山塊、天山。その北麓は緑したたる大草原。「天馬」と呼ぶ良馬が今も生き続ける。操るのは“地球規模”の大空間で暮らす騎馬遊牧民族ハザック族。タクラマカン砂漠の南北を走ったきたシルクロードは、カシュガルで一つになり、パミールを越えるはるか西へと続く。天山北路、パミールと中国領最後の道行を、臨場感あふれる現地レポートで綴る。

目次

天山の麓の緑のなかで
取材記 天馬のふるさと・天山北路(天は蒼々、野は茫々;西達伊吾の地・哈密;天山を越えて;天山北麓の王城・北庭都護府;天馬のふるさと;セリム湖に夏がきて;イリ河は流れる)
取材記 カシュガルからパミールへ(最西端のオアシス・カシュガル;パミールの旅)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

恒々

2
タクラマカン砂漠の北西側への旅。砂漠の南側に比べて緑・水に恵まれている印象である。山を越えるとロシア領ということで、大陸のつながりと合わせて、イリという町が現代の最西端の軍事拠点であることを肌身で感じる。アヘン戦争で出てきた林氏が左遷された極地というのも感慨深いし、近代の北京→ウルムチの移動はシベリア鉄道→イリ→北路、というエピソードはいかにロシアと近いか。カシュガルは南路の端でもあり、パミールとの接点。パミールは本当に東と西を分ける。三蔵法師が峠を越えたというが本当に大変だったろう。2021/07/26

kametomo3

0
中学生の頃以来の再読です。 冒頭の司馬遼太郎さんの文章が素晴らしく、引き込まれます。 また、中央アジアの多様な民族に驚かされたり憧れたりと、当時の心境を懐かしく思い出しました。 2024/01/01

muny

0
全6巻。かつて漢詩漢文を教養として尊重した世代が「西域」というワードに興奮した。陳舜臣、井上靖、司馬遼太郎と当代の作家がさらにロマンを書き立てた。今と違い、五族協和を実現しようとしていた若い人民中国。漢学の流れをくむ作家らの表現力、想像力が解説風に同胎され、紀行書として大人の絵本として楽しめる。固い学者風の陳舜臣、あくまでロマンチストの司馬遼太郎、言葉静かな愛仏者の井上靖。なんとも贅沢な。2022/05/08

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