内容説明
戦争の激化にともない、本土決戦が現実の問題となってきた。これを回避すべく、数多くの秘密作戦が立てられた。たとえば「黒潮部隊」、「震天制空隊」と呼ばれる特殊部隊がそれである。また大本営移転計画も秘密裡に進められた。これら知られざる歴史の1ページを明らかにするとともに、日本プロ野球史上最長の延長記録となった試合を再現。さらに銃後に生きる庶民の生の声から、そのため息と軍部批判精神をひろう。
目次
緊急発信 敵空母本土に接近す―昭和17年
B29に体当たりを敢行せよ―昭和19年
延長28回 進め一億火の玉だ―昭和17年
金鵄上がって15銭―昭和18年
幻の大本営―昭和20年