内容説明
チャロは、日本生まれの子犬。生まれて間もなく捨てられていたのを、翔太に拾ってもらった。それ以来、二人は大の仲良し。ところが、一緒にやってきたアメリカ旅行で、翔太とはぐれてしまったのだ…。異国の地に一人ぼっち。飛行機には乗れない。人間の言葉も話せない。住む所もなければ、お金もない。「それでも絶対、翔太のもとに帰るんだ!」こうして、チャロの冒険がはじまった。
著者等紹介
わかぎゑふ[ワカギエフ]
1959年大阪府生まれ。脚本家、演出家、役者、エッセイスト。劇団リリパットアーミー2、ラックシステムの2つの劇団の座長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒子ファン
6
よかったね、日本に戻れて、チャロ!2014/08/06
roxy001960
3
アニメは断片的にしか見ていなかったので、全体のストーリーがわかって良かった。健気なチャロの姿に目がうるうるでした。そういえば、義兄の家で飼っていた犬もチャロという名前だった。2014/04/26
リュー
2
高校生のころ、時たま見かけていたかわいいチャロ。まさか小説になっていたとは……彼が日本に帰れたのか気になっていたので手に取りました。文体は児童書とティーンズ向けの間といったところでしょうか、すらすら読めます。それでいて伏線の回収も綺麗に行われていて、本の良さに気付かされる子どもたちもいるでしょうね。チャロにもう一度会い、旅をすることができて嬉しいです。2021/08/23
Junya Akiba
2
久々に出会ったチャロ。日本語の小説になって出ているとは知らず、懐かしくてつい手にとってしまった。マルゲリータにキャンディに、、、そしてなんといってもチャロを救うトレッド、、渋い~。もともとストーリーを知っているだけに、そして読みやすい小説仕立てなだけにあっという間でしたが、NYにひとり置いてけぼりになって、どんな苦境に立たされても真っ直ぐに生きるチャロは読んでいてやっぱり清々しい。2019/06/27
ぐりーん
2
数年前に、NHKでの英語教材として使われているものだとは知っていた。どんなお話だったのかな?って、ずっと気になっていた。 買ってから、しばらくそのままになっていたけど、この冬に愛犬が亡くなってしまったので、このチャンスに読まねばと思ったら、いっきに読めた。 分かりやすくて、ストーリーに引き込まれた。チャロがどうやったら日本に帰れるのか、読みながら私も方法を考えたり。 めっちゃ意外な方法だったので、びっくりはしたけどね。 このストーリーが分かっていて、英語の教材に取り組めたら、楽しんで英語を勉強できたかも。2017/02/22