出版社内容情報
人々のライフコースにおける多様な選択に対応した社会保障制度のあり方はどのように構想できるだろうか.本書は,今日の社会保障制度改革の主要課題となっている雇用・年金の分野および医療・介護の分野をとりあげて実証的に検討した,共同研究の成果である.
内容説明
本書は、人々のライフコースにおける多様な選択に対応した社会保障制度のあり方について、雇用・年金の分野と医療・介護の分野をとりあげて論じたものである。
目次
第1部 雇用・年金(厚生年金給付の基礎年金相当部分が労働供給にあたえる影響;在職老齢年金制度と男性高齢者の労働供給;雇用・人事慣行の変化と退職給付の課題;女性パートタイム労働の現状を踏まえた雇用政策と年金制度の役割 ほか)
第2部 医療・介護(医療保険改革と個人の選択;保険者機能と管理競争―オランダの医療保険制度改革を例に;検診受信と健康管理―保険者の役割について;わが国における診断群分類開発の動向と今後の課題 ほか)